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・現在、コメントにつきましては、エキサイト版の方で受け付けております。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。Twitterでの情報発信も続けておりますので、どうぞご利用下さい。
山田洋次が是枝裕和を批判! -「最近の日本映画は観る人を重く暗くさせるものばかり」
2023-07-31 13:11:00
テーマ: 未設定

7/28 に放送されたNHKの『首都圏情報ネタドリ』で、山田洋次が特集され、新作映画の撮影風景が紹介された。合原明子によるインタビューも盛り込まれていた。吉永小百合と大泉洋が共演する『こんにちは、母さん』は90本目の監督記念作であり、9月1日に封切公開が予定されている。『君たちはどう生きるか』の開演前の予告時間帯でも、この作品が案内されていて、酷暑を凌いだ後の楽しみが一つできたと朗報に思っていた。今年は、年末にかけて『翔んで埼玉』の第2弾も控えているし、アニメ版の『窓際のトットちゃん』も予定されている。『ゴジラー1.0』も11月に上映される。話題作が盛り沢山で、映画館に足を運ぶ機会が増えそうだ。山田洋次は91歳。元気で現役で映画を撮っている。


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『君たちはどう生きるか』を二度見 - 宮崎駿研究ゼミナール空間と化した真夏の日本
2023-07-27 11:52:00
テーマ: 未設定

二度目を見ると、初回は気づかなかった新たな発見があった。それは久石譲の音楽である。映画の前半で何か所か効果的に耳に入るが、特に印象深かったのは、眞人が『君たちはどう生きるか』の本と母親が遺したメッセージを見つけ、それを読み耽る場面で流れるピアノの旋律である。感動した。幽霊塔からアオサギに導かれて下の異世界に流れ落ちた場面でも、ピアノが演出的に奏でられ、出現した海の風景の情感を説得する。冒険ファンタジーの新展開への移行を観客に説明する。異世界に入った後は、ピアノにストリングスが絡まった音楽へと変わる。そう、音楽がナレーションをしているのだ。ジブリ作品では一般的な手法かもしれないが、特に今回の新作では、久石譲が宮崎駿と完全に一体になって場面進行のナレーション役を務めていた。


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『君たちはどう生きるか』の感想が賛否両極に割れる理由と背景 - 社会の変容と崩壊と喪失
2023-07-24 12:04:00
テーマ: 未設定
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7/21、『君たちはどう生きるか』の二回目の鑑賞に行った。新作を観に映画館に二度も足を運ぶのは数十年ぶりのことだ。初回にはない新しい発見と感動があった。それは次に書きたい。まず焦点を当てたいのは、事前の広告宣伝を一切しなかった意味とその影響についてである。ネット上で様々な議論がされているが、あらためて想起するのは、資本による意識の収奪というマルクス的な問題系だ。辺見庸がどこかで本質的な考察を述べていて、資本は人間の意識を奪い、脳を改造して資本の奴隷にする、というような議論を提起していた。要するに、最近の新作映画の鑑賞は、市場の消費であり、その刹那的な消費行動は、映画の宣伝コピーの確認とか、コピーのメッセージへの共感とか、そうした消費者の飼い犬的な反応をツイッターに書いたり、レビューサイトに書き込む卑しい行為で完結しているということだ。


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7月11日の三者協議と12月土佐市議会 ー NPO法人はただちに訴訟提起と記者会見を
2023-07-20 18:13:00
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土佐市で 7/11 に三者協議があった。①土佐市、②NPO法人、③ニールマーレ。実際に弁護士を含めて関係者が顔を揃えた会合は初めてらしい。新しく変わったニールマーレ側の弁護士は東京からリモートで参加。会議は1時間で終わっている。会議の概要と結果については、高知新聞とNHKと大阪朝日放送の3社が 7/12 に報道した。高知新聞NHKの記事には、土佐市長・板原啓文のコメントだけが書かれている。大阪朝日のニュース映像には、永田順治と板原啓文が登場して、三者協議の継続を積極的に意義づける演出を発し、今後の進行と着地に楽観的な自信を示している。NPO法人の反応はどのマスコミ報道にも載っていない。何やら、当日の三者協議上で、コメントの発信は控えるという取り決めがあり、NPO法人理事長だけがナイーブにそれを遵守していたらしい。



ジブリ新作映画『君たちはどう生きるか』の感想文の序論 - 予告なしの挑戦と対価と攻防
2023-07-18 08:35:00
テーマ: 未設定

7月14日、封切初日初回上映の『君たちはどう生きるか』に行ってきた。梅雨の湿った曇り空で、時おり小雨が降り落ちる中、午前9時にシネコンに着き、窓口で切符を買い、館内のシートに1時間座って開演を待った。こんな経験は初めてだ。レビューは2度目を観た後にと考えていたが、とりあえずイントロダクションを書く。と言っても、見終わった当日、すぐにツイッター上に6本のコメントを並べていて、基本的にこの内容のとおりだ。ネタバレにならないよう配慮しつつ初見の印象を上げると、こうした抽象的な言葉が並ぶ。無論、これはツイートを見た者を積極的に映画へと誘うべく企図した、いわば私的なプロモーションで、作品に対して期待感を持ってもらい、ヨリ魅力を感じるよう動機づけようと作為した発信である。

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