< 2024年2月 > | ||||||
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2月24日、ウクライナ戦争開始から2年が経った。今から1年3か月前、開戦から9か月後(2022.11.26)、『ウクライナ戦争の結末を大胆予想 - アメリカが手を引いて終わり』の記事を上げたが、予想どおりの進行と展開になっている。当時からすでに ”Ukraine fatigue" の声は欧州と米国で上がっていた。ウクライナへの軍事支援に反対する声は、ドイツ(特に旧東ドイツ)で高く上がり、フランス・イタリア・スペインでもNATOに反対するデモが起きていた。時間が経つほどに「支援反対」の声は大きくなり、特にアメリカで顕著な勢いになり、アメリカの世論調査では「支援反対」が多数の現状になっている。半年後に投票日を迎える大統領選レースでこの問題は大きな争点になっていて、支援反対を訴えるトランプ共和党側に追い風が吹き、支援継続を貫くバイデン民主党側に逆風の要因となっている。
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バックナンバー 2024年02月分 会員登録する日本のGDPがドイツに追い越され、世界第4位に転落した。2年か3年前、急檄な円安の動きが始まった頃、その日が来ることを予測して何処かに警告的に書いた覚えがあるが、書いた場所を忘れて取り出せない。日経の記事にグラフが出ていて、1961年以降のドイツと日本のドルベースGDP値の推移が比較されている。見ると分かるように、1995年頃の日本のGDPは2倍ほど差をつけてドイツより大きかった。まさかドイツに抜き返されるとは思いもよらず、意外で、長く生きているといろいろな経験をするものだと感慨に浸る。
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バックナンバー 2024年02月分 会員登録する小澤征爾の死が報じられたNHKのニュースで、ウィーンの市民が悼む言葉を発する映像が流れていた。品のよい高齢の女性で、いかにもウィーン市民らしい、音楽をこよなく愛し、人生を音楽と共に生きてきた人の、確信を持った言葉の響きに聞こえた。小澤征爾は世界中の人々から愛され尊敬されていたが、とりわけ、クラシック音楽をよく知り、音楽への造詣が深く、すなわち違いの分かる人ほど、小澤征爾への評価が高く傾倒が強かった印象がある。音楽に無知で素人の私は、カラヤンが指揮するベートーベンの交響曲とフルトベングラーが指揮するそれとが、どう解釈と品質が異なるのかよく判らない。シェリングのシャコンヌとクレーメルのそれと、差異は感じながらも、どう違うのか関心が及ばない。天満敦子と千住真理子と、甲乙をつけるほどの耳がない。
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バックナンバー 2024年02月分 会員登録する2/5 のNHKの番組で田中角栄の特集があり、持論を述べる演説の一部が放映されていた。「人間というものは生きている間は短いんです。せめてその短い生きている間、今よりもいい生活環境を作って、人生を楽しみながら、この世に生まれた喜びを感じながら..」。今週、ずっとこの言葉が頭から離れず、あれこれ思い廻らす時間を送っている。この言葉を松本人志問題に照らしてみよう。最初に告発したA子は2015年11月に、B子は同年8月に性被害に遭っている。いずれも泣き寝入り後に自己嫌悪に襲われ、ストレスを抱えて精神健康面の不全に悩み、B子はPTSD発症を診断されている。また、2014年2月の性被害で不安障害となったI子は、事件から10年経った先月、ようやく夫と共に警察の相談窓口に出向いた。3人とも苦痛を背負い込まされて10年を生きている。しかも、人生のとても大事な時期を。
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