< 2024年4月 > | ||||||
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最近、Xで「ウェーバーが現代世界をグリップしている」と言い続けている。具体的にどういう着想なのか説明したい。それは、ウェーバーの理論と命題が、否定できない真理として、目の前の現代世界を貫徹し支配しているという率直な認識と判断である。だが、その中身は、決してポジティブでハッピーな意味で言っているのではない。逆だ。実相としてはきわめてネガティブで厭わしい、理想とは全く逆の、野蛮と地獄と絶望の世界が出現していて、狂気のまま果てしない破壊と暴虐を拡大させている。そのカオスでカタストロフな世界を、知性と思念の力で解読し意味づけようとするとき、ウェーバーの言葉が屹立した啓示としてわれわれに迫ってくるという感覚だ。ウェーバーの学問的意義が明らかに大きくなっている。再びウェーバーを読み学んで考えないといけないときだ。そう確信を覚えて興奮する。
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バックナンバー 2024年04月分 会員登録する一週間前の日本時間 4/12、連邦捜査局(FBI)、米内国歳入庁(IRS)、米国土安全保障捜査局(HSI)合同の記者会見がLAで行われ、賭博問題で水原一平を訴追した件が発表された。容疑は銀行詐欺。同時に、連邦検事から「大谷翔平は被害者とみなされる」という表明もあった。翌日(日本時間 4/13)、 水原一平はLAの連邦地裁に出廷、短い審理後に保釈が決まる。その後、「真相」を告げる報道が相次ぎ、テレビのワイドショーはずっとこの話題で番組を埋めてきた。「真相」報道は、大谷翔平の無関与と完全潔白を念押しするものばかりで、その影響を受けて、以前に大谷翔平の関与を疑う発言をしていた者たちへの強烈なバッシングが続いている。少しでも疑念を差し挟む者、過去にそれを口にした者には、容赦ない罵倒が浴びせられ、袋叩きの攻撃が続いている。疑問の発出が禁忌化された言論状況だ。
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バックナンバー 2024年04月分 会員登録する4/10 に投開票が行われた韓国の総選挙では、300議席中、革新系野党が合わせて187議席を獲得して圧勝、保守系与党が惨敗(108議席)する結果となった。投票直前の情勢報道で、野党優勢の観測が流れていたため、大いに期待していたところ、まさに地すべり的勝利の展開となって満悦爽快の気分だ。22年の大統領選の手前、21年頃から、韓国の政治が右へ右へ反動の逆流を続けていて、3年間ほど憂鬱で深刻な状況だったが、ようやくここで左派の反撃が成功し、韓国民主主義が息を吹き返した感を受ける。右翼反動とネオリベ原理主義ばかりが席巻して凱歌を上げ続けている世界で、韓国市民が希望の光を届けてくれた。快挙に感激し、久しぶりの朗報を祝賀したい。Good Job !! 2月の研修医ストライキの際、世論が尹錫悦を支持する動きに出ていたため、懸念と不安を持って選挙の行方を見守っていた。
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バックナンバー 2024年04月分 会員登録する4/3、台湾の花蓮沖でM7.7の大地震が起き、4/7 までに13人の死亡が確認されている。日本で話題となったのは、地震発生後わずか4時間で避難所が開設され、住民のプライバシーを守る個室テントが屋内屋外に整然と張られた点であり、冷房と温室シャワーも完備され、食事の配給も当日から完璧で、何から何まで行き届いた支援の絵に驚かされた。4/3 当夜の日本のテレビでその様子が報じられ、能登半島地震の避難所環境との違いにネット世論が騒然となった。花連市では、市長が本日(4/3)中に水道インフラを復旧すると言い、それを報ステで紹介していた。まさかと思っていたが、翌 4/4 の朝日の記事を見ると、「水道や電気などのライフラインはほぼ復旧した模様で」と報告がある。揺れの程度や強度が能登よりも小さかった可能性があるけれど、それにしても、こんなにも対応が違うのかと彼我の差に驚嘆させられる。
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バックナンバー 2024年04月分 会員登録する3/30 に『日立 世界ふしぎ発見』が放送終了し、3/31 に『サンデーモーニング』から関口宏が降板した。前者は1986年4月から38年続き、後者は1987年10月から36年半続いたTBSの長寿番組で、とても長い間お付き合いしてきたテレビ番組だ。特に後者は毎週欠かさず見ていて、一週間の生活ルーティンの一つとなっていた。人生の里程標を踏み越えた感がする。現役続行中の番組としては、48年間続いている『徹子の部屋』があり、『ちびまる子ちゃん』や『忍たま乱太郎』や『テレビタックル』があるが、これらが終了しても今回のような感慨を覚えることはない。二つの番組はほぼ同時期に始まった。この時代の同期の番組として、久米宏の『ニュースステーション』がある。久米宏と黒柳徹子が『ザ・ベストテン』の次の仕事へそれぞれ進んだ。回想を始めただけで、何か明るい景観がパッと広がる。
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