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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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朝日杯FS レース展望
2017-12-14 18:49:00
テーマ: レース展望
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14年から阪神芝1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3-2-1-4]で5連対。前走勝ち馬は[3-2-0-2]だが、前走2着馬は[0-0-1-2]で不振。単勝1倍台は[0-2-0-1]で未勝利。2番人気は[2-1-1-6]で3連対、3番人気は[1-0-2-7]で1連対。6~9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は15倍、77倍、140倍、5倍、59倍で荒れている。6番人気以下を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬17頭が前走3着以内。前走勝ち馬が14連対と多く、勝った勢いで連勝する馬が多い。残る3頭は前走東スポ杯2歳S4、9着、デイリー杯2歳S4着。重賞なら巻き返せるが4着以内が目安。前走新馬&未勝利は[1-0-0-10]、OP特別は[0-0-1-22]。500万条件は[5-1-4-35]。東スポ杯2歳Sは[2-2-1-14]、京王杯2歳Sは[1-5-2-31]、デイリー杯2歳Sは[0-2-2-15]。前走500万条件、重賞を勝った馬に注目。

ダノンプレミアムは阪神芝1800mの新馬戦(稍重)を2番手から抜け出して4馬身差で圧勝。前走サウジアラビアRC(稍重)は2番手からメンバー6位タイの34.4秒で抜け出して1分33秒0のレコードで優勝。新馬戦と同様に2番手から抜け出す正攻法のレースで楽勝した。ディープインパクト産駒でロードプレミアムの全弟。阪神に移動後3年の朝日杯FSでディープインパクト産駒は[2-0-0-1]でダノンプラチナ、サトノアレスが制している。今年の2歳重賞で3勝を挙げている内中田厩舎はG1初制覇なるか。

タワーオブロンドンは[3-1-0-0]で唯一負けたクローバー賞は大外から一旦抜け出したが、内からダブルシャープに差し返された。ルメール騎手は「もう少し短い距離の方が良さそう」とコメント。芝1400mのききょうSはメンバー最速の35.2秒、京王杯2歳Sはメンバー最速の33.2秒で差し切り、3馬身半差、2馬身差をつけて圧勝。外国産馬で現時点の完成度が高いが、初の芝1600mがカギ。今年のG1でルメール騎手&藤沢和厩舎のコンビは[2-1-1-2]、1、2番人気なら[2-1-1-0]。

前走サウジアラビアRC2着のステルヴィオ、未勝利ともみじSを連勝したダノンスマッシュ、新潟2歳S勝ち馬フロンティア、前走京王杯2歳S2着のカシアス、同3着のアサクサゲンキ、札幌2歳S2着馬ファストアプローチ、同3着馬ダブルシャープ、前走デイリー杯2歳S3着のケイアイノーテック、前走東京の500万条件を勝ったムスコローソ、前走万両賞を勝ったヒシコスマーなど。土曜は曇時々雨、日曜は曇時々晴の予報。土曜の雨量によっては日曜は湿り気が残りそうだ。今開催はまだ渋った馬場で行われていない。

ステルヴィオは前走サウジアラビアRCで後方からメンバー最速の33.5秒で追い込んで0.3秒差の2着。8枠16番スタートで位置取りが悪くなったが、勝ったダノンプレミアムの上がりを0.9秒上回る末脚で2着を確保。相手なりに堅実に走るタイプ。ルメール騎手からCデムーロ騎手に乗り替わる。ダノンスマッシュはデビューから芝1400mを使われ[2-1-0-0]。前走もみじS(稍重)はメンバー最速の34.2秒で差し切って3馬身差で圧勝。新種牡馬ロードカナロア産駒。距離1F延長がどう出るか。

フロンティアは新馬、新潟2歳Sを連勝したが、前走デイリー杯2歳Sは3番手から伸び切れず0.6秒差の4着。向こう正面で故障して下がってきた馬の煽りを受けたことが影響したのか。中内田厩舎はダノンプレミアムと2頭出し。カシアスは[2-2-0-0]。函館2歳Sは5番手から差し切って1分10秒0で優勝。前走京王杯2歳Sは3番手からメンバー4位タイの33.8秒で上がったが、外からタワーオブロンドンに差されて0.3秒差の2着。今回はさらに距離が1F延びる。今年のG1で浜中騎手は[0-0-2-4]。

アサクサゲンキは小倉2歳Sを勝ち、京王杯2歳Sで3着。ラビットランの全弟。距離1600mを克服できれば。ファストアプローチは札幌2歳Sで3番手からしぶとく伸びてロックディスタウンにクビ差の2着。札幌芝1500mを圧勝しており距離は守備範囲。藤沢和厩舎はタワーオブロンドンと2頭出し。シュミノー騎手が騎乗する。ダブルシャープは札幌2歳Sで最後方から捲ってクビ+頭差の3着。サウジアラビアRC6着の後、渡辺厩舎に転厩した。クローバー賞でタワーオブロンドンを差し返して勝った馬。鞍上は和田騎手。


先週の重賞レーティング(阪神JF、カペラS、中日新聞杯)
2017-12-14 13:09:00
テーマ: 競馬
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▼阪神JF
05年テイエムプリキュア 107
06年ウオッカ 108
07年トールポピー 107
08年ブエナビスタ 110
09年アパパネ 108
10年レーヴディソール 109
11年ジョワドヴィーヴル 110
12年ローブティサージュ 108
13年レッドリヴェール 110
14年ショウナンアデラ 109
15年メジャーエンブレム 111
16年ソウルスターリング 112★
17年ラッキーライラック 111

今年は例年レベル。ラッキーライラックは中団からメンバー最速タイの33.7秒で差し切り1分34秒3で優勝。先行策から一転、石橋脩騎手が中団でタメて切れ味を引き出した。

▼カペラS
08年ビクトリーテツニー 105
09年ミリオンディスク 104
10年セイクリムズン 107
11年ケイアイガーベラ 112★
12年シルクフォーチュン 108
13年ノーザンリバー 105
14年ダノンレジェンド 110
15年キクノストーム 105
16年ノボバカラ 109
17年ディオスコリダー 107
(牝馬4ポイント加算済)

今年は例年レベル。ディオスコリダーは大外枠スタートから好位につけ、メンバー3位の36.6秒差で差し切り1分11秒0で優勝。ドバイに遠征した3歳馬が国内重賞初挑戦で制した。これからまだ強くなる。

▼中日新聞杯
05年グランリーオ 104
06年トーホウアラン 106
07年サンライズマックス 104
08年ヤマニンキングリー 107
09年アーネストリー 107
10年トゥザグローリー 109
11年コスモファントム 109
12年スマートギア 108
13年サトノアポロ 106
14年マーティンボロ 104
15年ディサイファ 111
16年サトノノブレス 112★
17年メートルダール 107

今年は例年レベル。メートルダールは中団の後ろからメンバー3位タイの33.6秒で差し切り1分59秒3で優勝。芝2000mは[4-0-0-2]。新潟大賞典3着馬が同斤の55キロで重賞初制覇を飾った。

レーティングはJRA発表


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