事後公開します。
■調教診断(抜粋)
■[6+/]コウソクストレート 1着(1位評価)
南Wで3頭併せで強めに追われて先着。重心の低いフットワークで最後までしっかり伸びた。馬体がボリュームアップして短距離向きにシフトした。
■[6+-]ボンセルヴィーソ 2着(4位評価)
栗坂で軽く仕掛けられた。しっかりとした脚捌きで最後まで余力十分。ひと息入れたが、動き、気配は落ちていない。少し急仕上げも動きは悪くない。
■[6+-]メイソンジュニア 3着(6位評価)
栗坂で強めに追われた。前向きさがあり、重心の低いフットワークで最後までしっかり伸びた。全身を使って走っている。久々も上々の仕上がり。
■有力馬診断
■[6+]コウソクストレート 1着(1位評価)
新潟芝1400mの新馬戦は好位の内からメンバー2位の35.6秒で抜け出して快勝。東京芝1400mのくるみ賞は好位の内からメンバー最速の34.4秒で差し切って快勝。直線では軽く仕掛けただけで鞭を入れなかった。京王杯2歳Sは出遅れて後方からメンバー2位の34.0秒で伸びて0.6秒差の4着。外枠から出遅れて位置取りが悪くなり、緩い流れで終始外を回ったことが堪えている。勝ったモンドキャンノは朝日杯FS2着、2着レーヌミノルは阪神JF3着&フィリーズレビュー2着、3着ディバインコードはアーリントンC3着とその後の重賞で結果を出している。例年よりもメンバーレベルが高かったのではないか。
前走シンザン記念は極悪馬場で大外枠スタートから馬を前に置けず折り合いを欠き、全くレースにならず14着。初の右回り、距離1600m、馬体8キロ増で太め残りも堪えたのだろう。左回りの芝1400mは[2-0-0-1]でベストの条件。前走の反動が気になるが、間隔を空けて立て直し、最終調教で動き、気配とも目立った。馬体がマッチョ化して短距離向きにシフトしてきている。芝1600mは長いため、NHKマイルCよりも芝1400mのここが勝負モード。デビューから3戦騎乗した戸崎騎手に戻るのもいい。中舘調教師は騎手時代にファルコンSをカズサラインで勝っている。厩舎の重賞2勝目に向けて力の入るところ。
■[6+]ボンセルヴィーソ 2着(2位評価)
京都芝1400mの未勝利戦は4番手からメンバー2位の34.7秒で抜け出して1分21秒6の好タイムで快勝。直線では軽く仕掛けただけに鞭を入れていなかった。デイリー杯2歳Sはハナを切って前半5F60.5秒のマイペースで進め、メンバー6位タイの34.1秒でまとめてクビ差の2着。最終調教で馬体のバランス、スピードの乗りが良くなっていた。前走朝日杯FSは前半3F35.6秒、5F60.6秒で逃げ、メンバー8位タイの35.2秒で上がって0.4秒差の3着。デイリー杯2歳S2着がフロックでないことを証明した。デイリー杯2歳Sは8番人気、朝日杯FSは12番人気だったが、重賞実績が評価されて上位人気になる。
他馬を怖がる面があるため、今回も逃げる可能性もあるが、芝1200m時代を含め、過去10年のファルコンSで逃げ馬は[0-0-1-9]で10年前に3着が1回あるのみ。そのため、芝1400mの未勝利戦を勝ったときのように好位からのレースをするのではないか。今年は例年よりもガツンとした脚を使える馬が少ない。朝日杯FS3着で地力は証明されており、芝1400mの勝ちタイム1分21秒6はメンバー最速。初の左回りにリスクがあるが、スムーズなら好位から抜け出せるのではないか。今後はニュージーランドTからNHKマイルCに向かう予定。休み明けで使ってきたようにここが最大目標できない。その点で少し評価を下げた。
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調教診断は6頭、有力馬診断は2頭を取り上げています。
有力馬診断では狙える理由を長文で詳しく解説しています。
今年のメンバーのポイント、ここで勝負を懸ける陣営とは?