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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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シンザン記念 レース回顧
2018-01-12 02:59:00
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アーモンドアイは出遅れて後方を進んだが、大外からメンバー最速の4.4秒で突き抜けて2着に0.3秒差つけてレースを制した。稍重で勝ちタイムは1分37秒1。カシアスが逃げて前半3F35.7秒、5F61.8秒。レースのラスト3Fは12.1-11.7-11.5秒で尻上がり。中盤に13.3-12.8秒と緩んで前残りの展開になった。アーモンドアイは出遅れてスローの前残りの展開になったが、能力と末脚の威力であっさり覆した。2位を0.7秒上回る末脚はインパクトがあった。こういうインパクトのある走りをした馬はG1馬になることが多い。未勝利戦を勝ったときに相馬眼ニュースで取り上げた馬。今年の3歳牝馬は粒揃い。阪神JFを勝ったラッキーライラックとの対決が楽しみだ。

ツヅミモンは2番手を進み、直線で逃げたカシアスとの激しい叩き合いをクビ差で制して0.3秒差の2着。新馬戦を勝った直後で7番人気の低評価を覆し波乱を演出した。前残りの展開、雨で時計、上がりが掛かったことがプラスに働いている。中山芝1600mの新馬戦でも並んでから強かった。牝馬でも勝負根性がある。馬体重は540キロ。パワー&地力タイプの大型牝馬。高速馬場で上がり勝負になると厳しいが、タフな馬場で時計、上がりが掛かれば、再度激走がありそうだ。

カシアスは大外枠からハナを切って前半5F61.8秒のマイペースで進み、直線で抜け出したが、ツヅミモンとの叩き合いに負けて2着にクビ差の3着。他馬より1キロ重い57キロを背負い、ロスのある大外枠。それを考えるとよく走っている。地力タイプで渋った馬場も味方した印象。切れより地力タイプ。マイルより短い距離に使ってきたら注意したい。

ファストアプローチは中団の内からメンバー3位の35.2秒で伸びて0.7秒差の4着。切れより地力タイプのため、渋った馬場ならもっと前に行って強気なレースをした方がいいが、この日のMデムーロ騎手は控えるレースが多かった。馬主など大人の事情もあるか。札幌芝1500mを圧勝した馬。似たようなコース形態の中山芝1600mに使ってきたら要注意。

プリュスは6番手から伸び切れず1.2秒差の8着。仕上がりは良かったが、渋った馬場が影響したのか、本来の伸びがなかった。武豊騎手は道中でムキになって左に張っていたとコメント。母はG1を3勝し、凱旋門賞で3着に入ったサラフィナ。430キロ台の小柄な牝馬だが、運動神経の良さそうな馬。これから大事に使っていけば素質が開花するのではないか。


フェアリーS レース回顧
2018-01-12 02:59:00
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プリモシーンは外枠スタートから中団の外につけ、勝負どころで徐々に進出しメンバー3位タイの34.5秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分34秒6。シスルが逃げて前半3F35.9秒、5F59.6秒。4F目に12.1秒に落ちたが、ラスト4Fは11.6-11.6-11.6-11.8秒。後半5Fは58.7秒。1~5着馬は道中9、12、15、12、16番手。タフな馬場で息の入れにくい流れになり、差し追い込み馬が上位を独占した。プリモシーンは休み明けで馬体が8キロ増えていたが、太くはなくほとんどが成長分。未勝利戦で出遅れて大外を回してテトラドラクマを差し切ったのはダテではないことを示した。ただし同日5Rの3歳未勝利戦を勝ったハーレムラインの勝ちタイムは1分33秒9でフェアリーSより0.7秒速い。その点は考慮しておきたい。

スカーレットカラーは後方から捲ってメンバー4位の34.6秒で伸びて0.2秒差の2着。アルテミスS5着馬で前走白菊賞でリリーノーブルに0.2秒差の2着に入った馬。前崩れの展開が向いたこともあるが、外を回っていい脚を長く使い、能力があることを示した。馬体が8キロ減って436キロに落ち込んでいたが、体重よりも大きく見せるタイプ。骨格がしっかりしているのだろう。リリーノーブル、プリモシーンの2着に入ったことで今後の牝馬クラシックに向けていい物差しになりそうだ。

レッドベルローズは出遅れて後方2番手を進み、メンバー3位タイの34.5秒で追い込んだ2着にクビ差の3着。プリモシーンと同じディープインパクト産駒。前崩れの展開が味方したが、前走新馬戦を尻上がりラップで勝ったことがダテではないことを示した。まだ馬体の完成度が低く緩さがあるため、現時点では小回りの中山より広い東京の方が合っている。

テトラドラクマは大外枠から出遅れて前半脚を使って5番手に押し上げ、直線で狭いところに突っ込んだが伸び切れず0.5秒差の6着。コースロスのある大外枠から出遅れて脚を使い、息の入れにくい流れで最後に止まったが、前に行った馬の中では最先着。前走は手足に窮屈さがなかったが、今回は馬体がマッチョ化して短い距離が合う馬体に変わっていた。そのあたりも影響したのではないか。

京都金杯 レース回顧
2018-01-12 02:58:00
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ブラックムーンは後方2番手から大外を回ってメンバー最速の33.9秒で豪快に差し切って1分34秒3でレースを制した。ウインガニオンが押してハナを切り、前半3F34.2秒、5F59.2秒。中盤に12.6秒と緩んでラスト3Fは12.1-11.4-11.6秒。昨年10月に不良馬場で行われた影響で例年ほど内が有利ではなく、かなり時計の掛かる決着になった。ブラックムーンは武豊騎手が後方でタメて勝負どころで一気に押し上げて前を射程圏に入れ、きっちり差し切った。重賞8戦目でようやく初制覇。OP特別では[2-0-1-1]で上がりは全てメンバー最速。弱いメンバーになると強さを発揮するタイプ。今年の京都金杯は例年よりメンバーレベルが低かったのではないか。かなり使い込んだため、今後はひと息入れ、春は安田記念が目標になりそうだ。武豊騎手は一時期の不振を脱し、昨年秋から絶好調時に近い状態に戻っている。

クルーガーは中団から馬群を捌いてメンバー3位タイの35.7秒で伸びて0.1秒差の2着。直線で狭いところを突いて最後にひと伸びして2着を確保。勝ったブラックムーンより0.5キロ重い57.5キロを背負っており、実質は勝ちに等しい内容。例年より少ない13頭の少頭数ということもあるが、直線で浜中騎手が上手く捌いてきた。これで休み明けを除き14頭以下なら[4-3-0-1]。器用さがないため、捌きやすい少頭数のレースが合っている。調教の動きが良くなっていたように叩き3戦目でデキも上向いていた。

レッドアンシェルは5番手からメンバー7位タイの34.8秒で伸びて0.1秒差の3着。最後にひと伸びして3着を確保。前半2、3Fが速かったため、前走より控えたが、上位2頭に切れ負けした。脚質的に多頭数の方が差し馬が捌きにくいという点で持ち味を生かせる。それでも好位につけるレースを続けていけば、どこかで重賞制覇のチャンスがありそうだ。芝1400mにも適性がある。

ラビットランは中団の内につけたが、直線で伸び負けして0.4秒差の8着。使い込んだ影響があるのか、500万条件、ローズSを勝ったときの末脚の持続力が薄れてきている。440キロ台の小柄な馬だが、角居厩舎はガンガン使っている。そういう評価なのだろう。今後はひと息入れてヴィクトリアマイルを目指すことになりそうだ。

アメリカズカップは2番手から伸び切れず0.5秒差の10着。前半ウインガニオンがガリガリ来て流れが前半が少し速くなったことが堪えた。流れが緩みやすい芝1800mに出走したら注意したい。馬場が渋った方が信頼度は高いが、良馬場でも激走する可能性がある。


中山金杯 レース回顧
2018-01-12 02:57:00
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セダブリランテスはスタートを決めて2、3番手につけ、メンバー9位タイの35.0秒で最後に前を交わして1分59秒8でレースを制した。トーセンマタコイヤが逃げて前半5F61.5秒のスローペースで後半5F58.3秒。ラスト5Fから11.3秒とペースアップしており、前に行ってワンツーを決めた2頭は地力がある。勝ったセダブリランテスは勝負どころで手応えが悪くなったが、最後は底力で捻じ伏せた。心肺機能が高く、バテそうになってもしぶとく伸びてくるのが持ち味。レースを使いながら着実に地力が強化されている。軽い馬場で上がり勝負になると切れ負けしそうだが、小回りコースで地力勝負なら持ち味を生かせる。今後の成長次第でG1で通用する馬になるのではないか。戸崎騎手はこの日1番人気で3勝。ルメール、Mデムーロ騎手が騎乗停止でいい馬が回ってきたこともあるが、不振だった昨年から復調してきた印象。

ウインブライトは内ラチ沿いの3、4番手からメンバー7位タイの34.8秒で早めに抜け出したが、最後にセダブリランデスに交わされてクビ差の2着。前走勝った福島記念と同じようなレースをしたが、ハンデが1キロ軽いセダブリランテスに差された。右回りの芝1800~2000mは[3-1-0-2]で堅実に走っている。少し時計、上がりの掛かる馬場が合うタイプ。この条件に出走したときは注意したい。

ストレンジクォークは11番手からメンバー2位の34.5秒で伸びて0.1秒差の3着。10番人気で穴をあけた。道中内で脚をタメて勝負どころで上手く捌いて外に出せたことが大きかった。これで中山芝は[3-3-3-2]。前走1600万条件を勝って昇級戦だったが、得意の中山ならOP以上で通用するメドが立った。小島太調教師は2月で引退するため、出走できれば果敢に重賞に使ってきそうだ。

ブラックバゴは最後方からメンバー最速の33.8秒で追い込んで0.1秒差の4着。3着とはクビ差。最後方から大外ブン回しており、3着ストレンジクォークとは通ったコースに大きな差があった。馬体が14キロ増えており、パドックでは脚捌きが硬く映った。その点で行きっぷりが悪かったか。

ダイワキャグニーは中団から伸び切れず0.2秒差の5着。切れる脚がないため、前に行った方がいいが、前半5F61.5秒のスローペースで中団からのレースになったことが堪えた。上がり34.8秒は2着馬と同じ。前に行ってしぶとさを生かすレースをすれば、右回りでもやれるのではないか。



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