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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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AJCC レース展望
2018-01-17 19:33:00
テーマ: レース展望
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過去10年で1番人気は[2-1-0-7]で3連対。単勝1倍台は[2-0-0-1]、2倍台は[0-1-0-2]、3倍以上は[0-0-0-4]で信頼度はオッズに比例する。2番人気は[3-2-2-3]で5連対、3番人気は[1-1-3-5]で2連対。連対馬14頭が5番人気以内、残る6頭は6、7、7、9、9、11番人気。最近5年の馬連は33倍、149倍、119倍、18倍、19倍。別定G2でも人気薄の連対が多く波乱傾向が強い。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では、4歳[0-2-2-12]、5歳[4-0-3-22]、6歳[3-1-3-30]、7歳[3-3-1-23]、8歳以上[0-4-1-25]で高齢馬が活躍している。連対馬20頭のうち14頭が6歳以上の高齢馬。中山芝重賞で実績のある高齢馬に注意。関東馬[7-8-7-69]で15連対、関西馬[3-2-3-43]で5連対。関東馬は1番人気[0-1-0-3]だが、2番人気は[3-2-0-0]で堅実。6番人気以下で3着以内に入った10頭のうち8頭が関東馬。穴で関東馬に注意。

ゴールドアクターはG1[1-1-2-3]の実力馬。前走宝塚記念は中団から内を突いてメンバー最速タイの35.4秒で伸びて0.1秒差の2着。中山芝は[4-1-1-2]、中山芝2200mは[2-1-0-0]で16年のオールカマーを勝っている。昨夏に左トモを負傷して調整が遅れ、有馬記念をパスしたが、どこまで仕上がってくるか。休み明けは[5-0-0-1]で久々は苦にしない。他馬より1キロ重いが57キロで出走できる。横山典騎手がミッキースワローに騎乗するため、テン乗りの武豊騎手に乗り替わる。

ミッキースワローはセントライト記念を中団からメンバー最速の33.4秒で差し切って2分12秒7で重賞初制覇。2着アルアインは皐月賞馬、3着サトノクロニクルは古馬を相手にチャレンジCを制している。不良馬場の菊花賞は中団の後ろから早めに押し上げて4コーナーで前を射程圏に入れたが、最後に伸び切れず0.8秒差の6着。5着ダンビュライトとはハナ差だった。中山芝2200mは2戦2勝の得意コース。古馬と初対戦で他の4歳馬より1キロ重い56キロを背負うが、今後の重賞戦線に向けてメドを立てられるか。

昨年のクラシックで皐月賞3着、ダービー6着、菊花賞5着のダンビュライト、2連勝でオープン入りしたレジェンドセラー、前走中日新聞杯4着のショウナンバッハ、昨年のオールカマー4着馬マイネルミラノ、古都Sと万葉Sを連勝したトミケンスラーヴァ、昨年の中山牝馬S勝ち馬トーセンビクトリーなど。ダンビュライトは前走サンタクロースSを3番手から抜け出して快勝。中山では皐月賞と弥生賞で3着がある。父は12年のAJCC勝ち馬ルーラーシップ。重賞勝ちがなく55キロで出走できる。陣営はMデムーロ騎手を確保。

レジェンドセラーは京都芝2400mの1000万条件、阪神芝2400mのオリオンSを2連勝。芝2200~2400mでは[2-1-1-0]で3着以内を確保。先週の日経新春杯は前走1600万条件を勝ったパフォーマプロミスが優勝。ルメール騎手では[3-1-0-2]。2連勝の勢いで突破するか。ショウナンバッハは前3走重賞5、5、4着で追い込んで届かないレースが続いている。16年のAJCCでは0.2秒差の3着がある。キタサンブラックの半弟。鞍上は今年の重賞で[3-1-0-0]の戸崎騎手。


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