ドウデュースは道中14番手を進み、直線で外からメンバー2位の33.7秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイム2分21秒9はダービーレコード。デシエルトが逃げて前半5F58.9秒のハイペース。後半5F59.0秒、上がりは35.2秒、ラップは11.5-11.7-12.0秒。速い流れでかつ緩急があり前に行った馬には厳しい展開になり、10番手以下から追い込んだ馬が1、2、4、6、7、8着に入った。ドウデュースは後方で脚をタメ、武豊騎手が直線で追い出すと弾けるように伸び、最後は外から来たイクイノックスをクビ差完封した。直線での弾け方はインパクトがあった。社台は皐月賞と同様にジオグリフ(福永騎手)がダノンベルーガ(川田騎手)を徹底的にマークして外に出させないようにしていた。社台もルメール騎手もドウデュースがあんなに凄い脚を使うとは思ってなかったのだろう。