小倉競馬場は平坦と思われがちなローカル競馬場だが、
実は高低差のあるコース形態となっている。
平坦は主に4コーナーからゴールまでの直線部分。
他部分は2コーナーを頂点とした、
高低差2.96Mにも及ぶ
「起伏あるコース形態」
具体的には、
ゴール地点から2コーナーまでは上り坂。
そして頂上の2コーナーから向こう正面まで下り、
3コーナーから4コーナーにかけても下り坂。
この下り坂の3~4コーナーは、
スピードを落とさずに回れる
「スパイラルカーブ」となっている。
さらにコースの幅も広い。
30Mという芝コースの幅員は、
ローカル6場の中で新装中京と並んで最大である。
小倉記念が行われる芝2000Mは、
直線部分の延長上にある4コーナーのポケットがスタート地点。
つまり1コーナーまでの前半3ハロンは平坦。
この平坦部分の直線をフルに使い、
横に広がった状態での先行争いは長引くことになる。
よってテンの3ハロンは速くなりやすい。
そして後半は下り坂&スパイラルカーブを利用した、
「ロングスパート合戦」が定番。
最後の直線は300Mに満たないが、
小倉記念は「決め手」が重要。
メンバー上位の上がりをマークすれば、
馬券圏内まで十分届くレースとなっている。
もちろん後方すぎるのは厳しいので、
機動力も必要不可欠だが。
続いて00年以降の、
勝ち時計とレースラップを見ていくことにする。
(前半3ハロンー中盤4ハロンー後半3ハロン)
<15年>
34.0-47.7-36.3(1.58.0)
<14年雨、稍重>
34.7-49.3-35.8(1.59.8)
<13年>
34.2-47.9-35.0(1.57.1)
<12年>
34.5-47.9-34.9(1.57.3)
<11年>
33.3-47.6-36.4(1.57.3)
<10年>
34.3-48.4-35.2(1.57.9)
<09年>
34.7-47.8-35.8(1.58.3)
<08年>
34.8-48.1-35.0(1.57.9)
<07年>
34.9-48.5-35.3(1.58.7)
<06年>
34.7-47.8-35.3(1.57.8)
<05年>
34.3-47.8-35.9(1.58.0)
<04年>
34.5-48.3-35.7(1.58.5)
<03年稍重>
35.8-48.8-36.1(2.00.7)
<02年雨>
34.4-47.8-37.5(1.59.7)
<01年>
35.5-48.5-36.2(2.00.2)
<00年>
34.6-48.2-36.9(1.59.7)
毎年例外なく
「前傾ラップ」となるのが、
小倉記念のレースラップの特徴である。
コース形態から必然とも言える
「急流重賞」
少頭数の時もしっかり流れている。
さらに04年以降は、
1分57~58秒台という高速決着となっており、
(11年~13年は1分57秒台前半)
レースラップも毎年ほぼ変わらないというのが、
小倉記念というレースである。
基本的には前半3ハロン
「34秒台」
中盤4ハロンは
「47秒台後半~48秒台前半」
そして後半3ハロンは
「35秒台」
(昨年は36秒以上かかった)
33秒台の高速上がりは要求されない。
つまり前半から淀みないラップを刻んで中盤も緩むことなく流れ、
上がりはそれなりにかかる。
メイショウナルトの連続好走、メイショウカイドウ連覇、
ニホンピロキースが2年連続で特大配当を演出。
(半弟のニホンピロレガーロも人気薄で1着)
さらにロサードが2勝、3着1回、
全弟のヴィータローザも穴をあけるなど、
当レースはリピーターが多いという特徴を持っているが、
その最大の要因は毎年同じようなラップを刻むからである。
激戦となる小回りのハンデ重賞、
昨日のランキング内で紹介した血統が大活躍しているのも必然。
コース形態とレースラップを把握することが的中の近道、
小倉記念でこその馬を買って反撃開始といきたい。
今月は大勝しなければならない状況だが、
うっぷんを晴らせそうな重賞が目白押し。
メルマガが
8年目を迎えることができたのも、
夏競馬のおかげと言っても過言ではない。
夏競馬は自分の稼ぎ時、
そろそろ
歓喜の大ホームランが飛び出す頃合いだろう。
夏は年間プラス収支を確定できる絶好機、
今年も一気に勝負を決める所存である。
メルマガ購読をご希望の方は以下のリンク先から。
(初月無料の特典付きなので月初のお申込みが断然お得)
モバイル版メルマガ
PC、スマホ版メルマガ
無料メルマガも発行しているので、
興味のある方はこちらから→
競馬データぶろぐの無料メルマガ
最後に1日1回の応援クリックお願いします。
(↓)
人気ブログランキングへ