フジテレビ系「あいのり」。
先日の放送で吉岡秀人さんという医師が紹介されました。
吉岡さんについて詳しくはこちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B2%A1%E7%A7%80%E4%BA%BA
ミャンマーやラオス、カンボジアで年間2,000人の子供たちを無料で手術。
その人たちの人生を明るく変えてあげている素晴らしい先生です。
この吉岡先生があいのりに参加しているメンバーたちに向けて話し
た言葉は
非常に大事なメッセージが込められていますので紹介したいと思い
ます。
吉岡先生の活動費用は、
全て寄付とボランティアでまかなわれています。
吉岡さんの給料はゼロ。
日本での講演や執筆活動で生計を立てています。
年間に何度かミャンマーを訪れ手術しますが、
テレビで紹介されていた時は、
6日間で120件から150件の手術やると言っていました。
この期間は神経を研ぎすませる意味で食事は1度もしません。
平均睡眠時間は3時間。これぐらい極限状態に自分を追い込むと、
自分の神経がむき出しになり、
最高のパフォーマンスが発揮できるということです。
なぜそこまでするのか?
吉岡先生は言っています。
「今の日本には生きるモデルがないんです。
がむしゃらに働いている人の姿を見るチャンスが、
今の日本にはあまりないんですよ。
だから若い人たちは、そういう姿を見て、
一生懸命やる事は恥ずかしいことではないし、
一生懸命やることがこんなに素晴らしいことなんだ、
そういうモデルとして若い人たちに現実として見せていくのが僕の
役目」
その吉岡先生はあいのりのメンバーに「そんなにできるって凄い」
と言われ、
こう答えました。
「僕は僕の人生を豊かにするために生きてる。だからやってる。
だって自分のためじゃないことなんて続かない。
親のためにとか子供のために苦労し続けることなんかできへん。
でも自分のためだけに生きるなら、
人間は苦労をし続けることができる。
僕が最も幸せだと思う瞬間は、
君たちが多分思うのは、患者が治ったりして喜んでる所でしょう。
全然違うね。
例えば、一流のアスリートが絶対打てない球もあるわけ。
嫌でもそれでも打たなあかんわけ。
バッターボックスに立った限りは。
でも、ヒットになる、ホームランになる、
三振になるとかは結果の問題やね。
興味はそこにないねん。
僕はその中で最高のスイングができたかどうか。ここだけなんよ。
僕にとって幸せかどうかの基準は。
だからみんなそんな風に生きたらいいやん。
自分の人生がもっと豊かになるように。
やがて、みんなもそうなっていく。
一生懸命きてたらなるねん、みんな」
かっこいいと思いませんか?
給料ゼロでやっていると、「人のためにやっている」
ように思われます。
でも、吉岡さんは「自分の人生を豊かにするためにやっている」
と言うんです。
人を救う仕事をしているのに、人のためと言わない。
人のためと思った時点で、嫌になるときが来るんですね。
人間、やっぱり好きなことしか続きません。
どんなにいいことをしていても、人のためばかりで、
自分のためにならないことは続きません。
きれいごとではなく、本当のことを教えてくれていると思います。
スポーツも同じですよね。
「感動を与えたい」と言う選手がよくいますが、
そういう人の結果はたいてい芳しくありません。
なぜなら、スポーツはその人が好きだからやっているのであって、
人に頼まれてやるものではないからです。
羽生選手も、小平選手も、高木姉妹も、カーリングの選手たちも、
自分がそのスポーツが好きで、がんばった。
その結果、周りが感動してくれるのです。
初めから、人のためになんて考えでは、感動させることはできないでしょう。
好きでもない歌手に「あなたのために歌います」と言われて
目の前で歌ってもらっても感動しないでしょう?
たとえ好きじゃなくても、目の前で熱唱する姿を見れば、
その姿に感動することはあるのです。
みなさんも野球は好きでやっているはず。
親の期待、監督の期待に応えようなんて思わないでいいです。
自分のためにがんばってください。
自分が成長できるように好きな野球をやってください。
そうやって一生懸命やっていれば、観ている人に伝わります。
自分のために100%全力で!
自分のためにがんばってください!
<自分のためだけに生きるなら、人間は苦労をし続けることができる>
自分のためにがんばり、一生懸命な姿を見せていきましょう!