< 2024年11月 > | ||||||
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ロッテの井口資仁選手の『二塁手論』から紹介します。
青学大時代に東都大学リーグの本塁打記録を作り、
長距離砲として期待された井口選手は、プロ入りして4年間、結果が残せませんでした。
1999年には打率・224、14本塁打……。
そんなときに、島田誠コーチに「何かタイトルを獲れ」と言われたそうです。
その打撃成績では打撃部門のタイトルを獲るのは難しい。
そこで、井口選手は俊足を生かして盗塁王を狙おうと決めました。
「長距離打者であることを期待され、長打を打つための練習に取り組み、
そして結果を出せないでいるうちに、僕は自分の方向性を見失ったのだと思っていた。
しかし、それは大きな考え違いだった。
見失ったのではなく、僕は最初から何の目標も定めていたなかったのだ。
今立っているこの打席でヒットを打ち、ホームランを打てば、それが積み重なって、
いつしか自分の成績が上がっていくのだと漠然と考えていた。
戦術も戦略もない。具体的な目標がないのだから、戦術も戦略も立てていなかった。
それは何も考えないのと同じことだ。
トレーニングだって練習だって、自分にできることは
もうこれ以上ないところまで積み上げてきたという自信はあった。
けれど、その自信が間違いの元だった。
それは、これ以上何もできないと思い込むのと同じだ。
努力すればよい結果が出るとは限らない。
その努力が正しい方向に向いていなければ、
どんなに必死で走ろうが、どこにも到達することはできない。
そして正しい方向を見極めるためには、自分の可能性を知らなければならない」
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いくら練習しても、それが正しい方向を向いていなければ意味がない。
自分が何を目指しているのか。どういう方向へ向かっているのか。
しっかりと目標を立てて、その目標に必要なことをコツコツ積み上げていく。
やみくもに量をこなしても、それはただの自己満足。結果にはつながりません。
よく、自主練習をして満足している人がいます。
でも、それは本当に意味のある練習なのか。
やっている自分に酔っていないか。
オレはあいつより練習している。
そこに満足感を覚えていないか。
もう一度しっかりと見つめなおしてください。
せっかくやるのなら、意味をしっかりと理解し、成果が上がるように。
1分1秒に何倍もの効果を持たせる。それを意識してやってください。
意識の差が、結果の差につながります!
<努力すれば必ず結果が出るわけではない。
努力している自分に酔わず、正しい努力をしているか確認する>
<具体的な目標がない=何も考えていないこと>
新年に掲げた目標へ向かって、戦略、戦術を考え、
意味も効果もある練習をしていきましょう!
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