< 2024年11月 > | ||||||
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※この記事は2010年にメルマガで配信したものです。
関東大会の話です。
該当チームの監督にも部長にも直接言ったことなので、あえて書くことにします。
テーマを見て
僕のことを知っている方なら、
「出たな」
と思った人は多いでしょう(笑)
春日部共栄が初戦に勝った後、
初めてその選手の顔を見たとき、「おーーーーーーーーーーい!!!!」と思いました。
まゆげが細い。細すぎる。
興南の島袋君の4分の1ぐらいですかね(笑)
見た瞬間、黙っていられず、思わず本人に言ってしまいました。
「何そのまゆげ? だから活躍しないんだよ(その日は2三振)。
そんなまゆげのヤツは同じ埼玉県人として応援しない!」
いきなり近寄ってきて、こんなことを言う記者。最悪ですね(笑)
まぁ、これが僕にとっては普通ですが。これを読んでいる高校生は注意してくださいね(笑)
案の定、その選手は「何コイツ、うぜぇな」という顔をしていました。
初対面の知らない人にいきなり言われたんだから当然ですね。でも、そこがまた甘い!笑
このことは本多監督にも言いました。すると、こんな答えが返ってきました。
「オレもあいつが1年のときから言ってるんだよ。それなのに聞かない。
こういう場に出て、そういうことを言われたら本人もわかるだろうから、言ってくれていいんだよ」
そして、もうひとこと。
「あいつ使わない方がいいかなぁ」
僕はこう言いました。
「ああいうヤツで負けますよ」
ここまで書いたら、結末はもう予想がつきますよね?
そのとおり!!
勝てば甲子園がほぼ確定となる準々決勝。最後の最後にその選手で負けたんです。
この試合は打順を落として8番で出場。
まったく期待していなかったのですが、4回に2点目となるタイムリーを打ちました。
ところが、ヒーローにはなれない運命なんですね。3対0と共栄リードで迎えた8回。
悪夢が待っていました。エラー、安打、死球、三塁打で同点とされた後の2死三塁。
8番打者の打球はスライダーをひっかけた平凡なゴロ。
同点で切り抜けた!
と思った瞬間、なんと!!
その選手はゴロをスルーしました!!!
やっちゃったぁ〜〜〜(ー_ー)!!
何とか取り戻そうと、その選手は9回先頭打者で回ってきた打席でも安打を打ったのですが、
続く打者が送りバントを失敗して併殺。万事休しました。
結果的に、ゴロをスルーして失った点が決勝点。
1人だけミスをしたわけではないので、彼だけを責めるわけにはいきませんが、
やっぱり、一番大事な場面ではそういう選手に打球が飛んで、見事にやらかしてしまうんですね。
観ていて、「やっぱりあいつで負けたな」と妙に納得していました。
高校野球って、そういうもんなんです。
坊主頭の野球部員にとって、唯一、手を入れることができるのがまゆげ。
だから、さわりたくなるのはわかります。
でも、まゆげをいじることは高野連で禁止されている行為です。
18歳未満は本来、エッチな本やDVDは禁止されています。
でも、それを我慢できる人はいないでしょう。
そのことには、僕も文句は言いません。禁止されたら、頭がおかしくなってしまいますからね(笑)
でも、まゆげはそうはいかない。我慢しても頭はおかしくなりませんから。
しかも、大人からしたら細すぎるまゆげは“変”でしかない。
かっこ悪くしか見えない。そうなると、応援する気がなくなります。
「何だコイツ」としか思えなくなる。
スタンドの観客が全員細まゆげをかっこいいと思う高校生ならいいですが、
ほとんどがおじさんやおじいさんですからね。その年代からしたら、ありえないことです。
スタンドからはまゆげなんて見えねーじゃん!
というかもしれませんが、勝ち上がって新聞に載り、雑誌に載り、テレビに映ったら全部バレます。
有名になればなるほどバレやすくなります。
その証拠に、高野連にまゆげの規則ができたのは、東北高校時代のダルビッシュ有投手のせいですから。
監督の言うことを聞かない。
生活面の甘さ、精神面の甘さ。
大舞台はそれが出てしまうんです。
隠すことはできない。だから、指導者は「普段の生活からしっかりしろ」と言うわけですね。
しかも、未熟な自分に絶大なパワーをくれる「応援される権利」も自ら放棄してしまうことになる。
よくないことだらけですよね。
だからこそ、もう一度生活面から見直してほしいのです。
野球の神様は、グランド内だけを見ているわけじゃないんですから。
<細すぎるまゆげはかっこ悪い。応援もされない>
<生活面で甘い選手は緊張する土壇場に弱さが出る>
共栄だけではありません。明日は我が身です。
「野球とは関係ない」と思わず、毎日しっかり生活面も意識していきましょう!
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