< 2016年12月 > | ||||||
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中学、高校球児・指導者必読!!
ブログ版『タジケンコラム』。
日々の練習や試合、アスリートの言葉などから気づいたこと、
弱者が勝つためのヒントを伝えていきます。
キーワードは
JK=準備・確認、時間と距離、実際に行動する、
情報共有、自分で考える、実行と検証
地道にコツコツ、人生が変わる
TY=とりあえずやる、徹底的にやる、続けてやる
読めば野球がうまくなる、野球偏差値の上がるブログ。
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ロッテの井口資仁選手の『二塁手論』から紹介します。
青学大時代に東都大学リーグの本塁打記録を作り、
長距離砲として期待された井口選手は、プロ入りして4年間、結果が残せませんでした。
1999年には打率・224、14本塁打……。
そんなときに、島田誠コーチに「何かタイトルを獲れ」と言われたそうです。
その打撃成績では打撃部門のタイトルを獲るのは難しい。
そこで、井口選手は俊足を生かして盗塁王を狙おうと決めました。
「長距離打者であることを期待され、長打を打つための練習に取り組み、
そして結果を出せないでいるうちに、僕は自分の方向性を見失ったのだと思っていた。
しかし、それは大きな考え違いだった。
見失ったのではなく、僕は最初から何の目標も定めていたなかったのだ。
今立っているこの打席でヒットを打ち、ホームランを打てば、それが積み重なって、
いつしか自分の成績が上がっていくのだと漠然と考えていた。
戦術も戦略もない。具体的な目標がないのだから、戦術も戦略も立てていなかった。
それは何も考えないのと同じことだ。
トレーニングだって練習だって、自分にできることは
もうこれ以上ないところまで積み上げてきたという自信はあった。
けれど、その自信が間違いの元だった。
それは、これ以上何もできないと思い込むのと同じだ。
努力すればよい結果が出るとは限らない。
その努力が正しい方向に向いていなければ、
どんなに必死で走ろうが、どこにも到達することはできない。
そして正しい方向を見極めるためには、自分の可能性を知らなければならない」
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いくら練習しても、それが正しい方向を向いていなければ意味がない。
今日も大事な話です。自分のチームに置き換えて、しっかり読んでください!
自分を含めチームのほとんどが先生を恐がっています。
そのせいか一つ一つの行動をするたびに先生の目を気にしてしまいます。
試合したチームに聞いてみたら、「なんか野球が楽しそうに見えない」と言われてしまいました。
正直、今のままだと野球が苦しいものになってしまう気がします。
そこで聞きたいのですが、楽しそうに互いに声を掛け合いながらのびのびとやるチームと、
何かに怯え、静かになってしまうチームとの一番大きな差とは何なんでしょうか?
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これって、東京のタテジマの高校のことですか?笑
まさにこんな感じですね。
まぁ、あのチームの選手は監督と勝負するのが当たり前になってますけど。
好きで野球をやっているんだから、
もったいない。ただ、間違ってはいけないのは、「楽しい」の意味です。
※この記事は2010年にメルマガで配信したものです。
今季10年連続200安打のメジャー新記録を作ったイチロー選手の準備について、
阪神の城島健司捕手がこんな話をしていたので紹介します。
「弱いチームは選手同士が傷をなめ合いがちだけど、イチローさんはそれを嫌う。
『どんな状況でもやるのがプロ』というのがイチローさん。状況に振り回されない強さがある。
試合前は『何時に食事、何時にストレッチ、何時にバットを振る』というルーティーンを絶対に変えない。
選手はイチローさんの行動で、試合開始までの時間がわかった。
イチローさんはいつも『練習の練習をするんだ』と言っていた。
試合のための練習は誰でもする。
イチローさんは、例えば『ウォーミングアップのウォーミングアップ』
『打撃練習のための練習』をやる。『そうすれば準備(J)の遅れはない』と。
試合開始すぐに打席に立つ1番打者独特の感覚というか、出遅れないという意思を感じた。
イチローさんは三振しても、絶対に下を向かなかった。
なぜですか、と尋ねたら『やれることは十分にやった』と。
準備(J)できることは全部したから、三振しても下を向くことはないということでした」
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すごい、のひとことですね。
イチロー選手の行動で時間がわかるというのが特に。
毎朝カレーしか食べないのもわかります(笑)※現在は違うそうです。
福島正伸さんの『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』から紹介します。
今できることが、どんなに小さなことであったとしても、未来はそこから始まります。
しかし、私たちは無意識に「正解」を求めてしまうことがあります。
“一度にすべての問題を解決するにはどうしたらいいか”
“要領よく、最高の結果を出すためにはどうしたらいいか”
“近道はどこか”
このようなことばかりを考えてしまいます。
そして、「正解」が見つからないとき、「道」が見えないとき、
行動することができなくなってしまいます。
しかし、新しいことに取り組むときは、事前にはわからないことがたくさんあるものです。
また、どれほど緻密な計画を立てたとしても、その通りにいくとは限りません。
まったく予期せぬ出来事に遭遇することもあるでしょう。
予測することも大切ですが、もっと大切なことは創造すること、道を切り開くことです。
それは、「今できることからやる」ことにほかなりません。
どのような状況にあったとしても、そこからできることを見つけて取り組んでいくことが大切です。
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いやぁ、勉強になりますね。
一度にすべて解決したいし、近道もしたい。それが人間心理です。
でも、そんなに簡単に解決する問題なら、問題とはいえません。
少しずつ、地道に解決に向かっていかなければいけません。
それこそ、小さなことの積み重ねですね。
古田敦也さん、谷川浩司さんの
『心を読み、かけひきに勝つ思考法』より、古田さんの言葉を紹介します。
「記録と記憶は違う」というのは、僕が常日頃から言ってることなんですよ。
記憶より記録のほうが大事だと。
小学校で1日先生をする機会があったんですが、
僕は朝着てた服を3時間目になって着替えてきて、
「さあ僕は1時間目にどんな服を着てたでしょう」と聞いたんですよ。
そうすると、やはりみんなちゃんと覚えてないんですね。
本当はグレーのセーターを着てたのに、
一人の子が「赤だった」って言うと、みんな「そうやそうや」と(笑)
印象に基づく記憶というのはそれだけあいまいなんですね。
ですから、その印象にだまされるのはすごく怖いんですよね。
何となくこっちが嫌だとかいうような印象だけで物事を判断すると失敗する。
僕らが失敗するときって、たいがいそんなときなんですよ。
ですから、あいまいな記憶に頼らない。
きちんと書いて記録に残していくことがとても大事だという強い思いが僕にはあるんです。
記録するということ、印象なら印象を記録に残すことはすごく大事なんですよ。
すでにあるデータの読み方、生かし方というようなことも大切なんですけど、
それよりも自分の思ったことをきちんと記録するっていうのが大切だと思うんですね。
そうしないと、頭だけの記憶はとてもあいまいで、膨らんだり縮んだりするじゃないですか。
「あのときこんなことがあった」って覚えてるような気がしていても、
そのときに現実にあった事実は、意外に時が経つとあいまいになってきて、
現実に起きたことと残っていく印象がすごく違ってたりすることがあるので、
それがちょっといやなんですよね。
ですから、プロに入ってからずっとメモを取り続けてますよ。
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記憶より記録ですね。