淫獣番外編
第4章 第4章「恋上の戦いと伝説の二人」
メイ達は国家特殊衛生局の特務警備隊本部を出て
特殊車輌『崩』に乗りホテルに向かい、由紀を降ろし恋上の森に向かった
特殊車輌『崩』は機動性に優れており、水陸両用の車である乗車人数は8名、一年分の食糧を備蓄出来る、トレーラー型車輌だ
全長は10㍍程ある
恋上の森入口から1キロ離れた駐車場に『崩』を駐車し、徒歩で恋上神社方向に歩いて行く
瞑羅が「あのー、メイさん、パトロール前に恋上神社をお参りしていいですか」「瞑羅、由紀さんの気持ちを考えてね」「すいません」「いいわよ」
恋上神社に到着すると男5名の遺体とボロボロの服を着て放心状態の女5名が座り込んでいる
「あなたたち、どうしたの」と尋ねるが虚ろな目をメイ達に向け一人の女が話しだす
「煌とかいう淫獣ヒューマノイドが仲間をひきつれ彼氏を惨殺し、私達を凌辱し、恋上の森の奥に向かってたわ」「遺体処理班が後ほどくるので待っててください」
メイ達は駐車場にむかい『崩』に乗り恋上の森内を通る恋上街道をぬけ龍神族の宗龍破と平和と愛を司る女神宋麗瞑と恋に落ちたとの伝説のある、恋上湖に向かった
恋上湖に到着すると若い女の悲鳴が轟く「いやーやめて」どうやら触手で犯されているようだ
周囲には5体の男の遺体が転がっている
そんな中、男女合わせて
4人が煌の部隊と激しい戦いが繰り広げていた
どうやら、かずみの率いる、第二特務警備隊が応戦してるようだ
メイはかずみに声をかける「かずみ達もここに来てたの」「メイさん達が由紀さんをホテルに連れてきた、後、警備本部から緊急連絡が入って
ホテルの送迎バスでここに来たの」「なるほどね」
そんな話しをしてると炎の玉がメイを襲う、紙一重でかわし、超高速移動で前進し術を放った男に
氣を集中した膝蹴りを腹に叩き込む「うがぁあ」男が吹き飛ばされ大木に後頭部でもぶつけたのか
氣絶し動かなくなる
今度は煌側の女が雷系の術をかずみに放つ
かずみは上空に飛び上がりかわし炎暫破の術を放つ
女はかわしきれず首を切断された、後、炎に包まれ灰になる
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