歌舞伎町キャバ嬢の嘘のような本当の話し
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発行者:toma
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ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/06/12
最終更新日:---

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歌舞伎町キャバ嬢の嘘のような本当の話し 第2章 ツカサ
ツカサのお店は、そこそこ有名な店だった。

箱も大きい。



入口に先月のナンバーがパネルで飾られてる。

ツカサはナンバー5


けっこう売れてるんじゃん、

ビラにでてるから

売れてないホストだと思ったよ

って言ったら

全然あかんねん、そんなんじゃ

と笑って言ってたよね。




同業者だから、気持ちもわかったし

同業だからこそ、あんまり世界を見たくなかった。




ホストにハマるキャバ嬢なんて

残念、としか思ってなかったから。




でもお店には、私たちみたいな

店終わりのキャバ嬢たちがたくさんいた。



当たり前のようにヘアセットをがっつりやって

当たり前のように暗い店の中でもサングラスを

かけてるキャバ嬢は

同じ職業でもちょっとあほらしいと思ったよ。




その日はホントにタダ飲みをして

初回だったから、ツカサを送り指名にして

帰った。


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