呪われたアパート
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発行者:きょうか
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2023/08/25
最終更新日:2023/08/25 22:34

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呪われたアパート 第1章 呪われたアパート

私の友人、彼の名前は健太といいます。健太は幼少期から不思議な出来事に巻き込まれることが多かったと言います。その中でも、最も恐ろしい出来事が彼に起きたのは、彼が大学生だったときのことです。

彼は古びたアパートに住んでおり、その部屋は昔からのもので、何度か転居しようかと思っていたそうです。ある晩、健太は友人との食事を終え、アパートに戻りました。部屋に入ると、不気味な静寂が広がっていました。何かが違うと感じた瞬間でした。

そして、その夜、彼は不可解な出来事に遭遇しました。まず、テレビが勝手に点き、壁にかかっている写真が落ちる音がしました。彼は驚き、誰かが部屋に侵入したのかと疑いましたが、ドアは施錠されていました。

それからも不気味な現象は続きました。彼の鏡が夜中に割れ、衣服が引き裂かれたり、足元で奇妙な音がすることが頻繁に起こりました。健太は友人にこれらの出来事を話すと、友人たちは彼をからかいました。しかし、健太はそれがただの悪ふざけではないことを感じていました。

さらに奇怪なことが続いたある夜、彼は目を覚ましました。真夜中の時刻でありながら、部屋が明るく、何かが見えました。ベッドから起き上がると、彼は驚愕の光景に出くわしました。

部屋の真ん中に、白いガウンを着た女性が浮かんでいるのです。彼女は透明なようでありながら、その存在は非常にリアルでした。彼は声をかけようと試みましたが、声が出ないのです。彼女は彼をじっと見つめ、唇を動かしましたが、何も聞こえませんでした。

この出来事が何時間も続いたかのように感じましたが、実際にはわずか数分でした。そして、突然、彼女はゆっくりと消え去り、部屋は再び闇に包まれました。

健太はその後、アパートを引き払い、友人の家に転がり込みました。この体験以降、彼はその女性の正体や目的について考え続けましたが、答えは得られませんでした。その恐怖体験は、彼の人生に大きな影響を与え、未解決の謎として今も彼を苦しめているのです。

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