日本をナナメに見る
第26章 【番外編】どうなる日本株 日経平均テクニカル分析
再び日本株の雲行きが怪しくなって来た。
国内景気の先行き不透明感や、アメリカの利上げなど…ひとたび崩れだすと不安材料には事欠かないものだ。
一体この先日本株はどうなるのだろうか?
そこで今回あえて経済的な条件を加えない、テクニカル分析により日本株の先行きを考えてみたいと思う。
分析を行う手法は、昔アメリカに存在したトレーダーの手法に少し手を加えた方法だ。
この分析法は2つの大きな要素により、株価の到達点を予測するもので、日柄サイクルと波動計算を組み合わせたものだ。
このままでは非常にわかりづらいので簡単に説明したいと思う。
まず日柄サイクルだが、株価はある限られた日数によって繰り返し上下動が起きていると考え、複数の特定された日数をそれぞれ株価の高値や安値の日から当てはめ、この先の安値や高値の日を予測するというものだ。
次に波動計算だが、これは株価の上下動を波として捉え、現在の波の形からこの先の株価を計算するものだ。
ただしどんなテクニカル分析法を用いても、この先株価が上がるのか?下がるのか?を予測することは不可能であり、あくまでも参考程度にとらえて頂きたい。
では日経平均がこれより下落するとすれば、計算上のポイントはどこなのか?
波動計算上は”17,230””17,140””16,950”の3つが最も近いポイントだ。
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