狂いそうな嫉妬
第1章 【岩】イラつく気持ち
ピンポーン。
あいつ…
鍵忘れたのか?
俺が中からドアを開けると
そこには臣さんにべったりしなだれかかる彼女の姿。
岩)お前…何してんの?
◇)うぅ…ん、登坂さぁん///
臣)ちょ、もう家着いたって//
◇)やぁだぁ//
俺の声なんか聞こえないみたいに
臣さんに抱きついてる。
臣)ちょっと、離れなよもう。
◇)やぁ…ん///
岩)…。
臣)なんか…下で会ったんだけど
すげぇ飲み過ぎてるみたい。
岩)ですね。
臣)はい、これ頼まれてたデータ。
岩)ありがとうございます。
臣)じゃ、俺行くわ。
◇)あ…やだぁっ//
臣)早く酔い冷ましなw
岩ちゃんに殺されるよw
◇)えっ…
バタン。
岩)お帰り。
◇)…ただいまぁ…//
岩)何やってんの?お前。
◇)え?
岩)臣さんにあんなべったり…
◇)あはは、やぁだぁーー
やきもちぃ?
岩)…。
◇)だって飲み過ぎちゃったんだもぉん…
岩)…。
◇)そんな怖い顔しないでよぉ
ね?//
俺の狂いそうな嫉妬になんて
まるで気付いてない。
お前はそうやって…
他の男に平気で触るんだ。
ダンッ!
◇)やだ…//なに?
彼女を玄関の壁に追いつめる。
岩)お前俺のことナメてんの?
◇)えっ…
なんのこと?//
岩)ふざけんなよ…
◇)んっ!んんっ!////
何も喋れないくらいに唇を塞ぐと同時に
太ももを乱暴に撫で上げ
スカートを腰まで上げる。
◇)や、やっ、なに?!//
岩)うるせぇ!
下着を勢い良くずらすと
そこはもう糸をひいていた。
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