たっぷり甘々な夜
第1章 素直になれなくて
今日は健ちゃんは友達と飲みに行ってる。
友達っていうのは…女の子たち…。
健ちゃんが女友達多いのはわかってるし…
いつも嘘つかずに言ってくれるからいいんだけど…
でもやっぱりいい気はしない。
だって…キレイな人なんて
きっといっぱいいるもん。
健)たーだいま〜〜
◇)あっ…
パタパタパタッ
◇)おかえりなさい。
健)おうw ただいまw
わ…
この優しい笑顔が
私は大好き…//
◇)お風呂あるよ…?
健)ん。その前に…。
健ちゃんが私をぎゅっと抱きしめてきた。
…あれ…?
◇)なぁに?この匂い…
健)え?何かする?
◇)香水…?
健)ああ、あいつらの香水うつったんかなぁ。
◇)……。
健)どうした?
◇)そんな匂いする健ちゃん嫌い!!
早くお風呂入ってきてよ!!
健)…。
バタン。
また…やっちゃった…
いつもヤキモチ妬いて
可愛くない私…。
こんなんじゃ…
健ちゃんに嫌われちゃうよね…
ガチャッ。
健)入ってきたでー
◇)…。
私は…
健ちゃんの方を向けなくて
ソファーにうずくまってた。
健)なぁ…
◇)…。
健)怒ってんの?
◇)…怒って…ないよっ
健)ほんなら何やねん、この顔。
◇)…っ
健ちゃんにほっぺを
引っ張られた。
健)わかってると思うけど…
俺が好きなんは
お前だけやからな?
◇)…っ
そう言って拗ねてる私なんかの頭を
優しく撫でてくれる…。
◇)健ちゃ…ぁんっ//涙
健)なーんやねんお前はほんまにw
◇)だ…って…//涙
健)ほら…こっち来い。
◇)うん。
私は健ちゃんに抱きついた。
◇)いっつも…
健)んー?
◇)可愛くなくて…ごめんね?
健)なーに言うとんねんw
◇)…え?
健)十分可愛いっちゅーねんw
◇)……//
健)Chu♡
◇)きゃっ//
健)ふっw
優しくキスをして
私の頬を撫でる健ちゃん。
◇)健ちゃ…ぁん…//
健)んー?
◇)もっと…して?//
健)キス?
◇)うん…///
健)ほんなら…
健ちゃんは優しく笑って
私をそのまま抱き上げた。
◇)きゃっ//…健ちゃん?
わっ!
私をお姫様抱っこして
寝室へ連れていくと
そのままベッドにおろしてくれた。
そして…私の上に跨がり
優しく唇を包んできた。
柔らかくって…
すぐに気持ち良くなっちゃう
健ちゃんのキス…
私は目を閉じて
その快感に身を委ねた。
◇)んぅ…ふぁ…、ん…っ//
健ちゃんのあたたかい手のひらが
私の背中を優しく撫でてくる…
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