嫉妬に揺れる車
第3章 【直】前半
今日は直ちゃんとドライブデート。
一日中本当に楽しくて幸せだった♡
もう夜も遅くなって家に送ってもらう途中
コンビニに寄ると
よりによって元彼に遭遇した。
男)久しぶり…
❀)…うん。
私は慌てて直ちゃんの姿を探す。
良かった。いない。
トイレかな…?
男)元気?
❀)うん…。そっちは…?
男)まぁ…ぼちぼち…。
❀)そっか…。
なんか…気まずい…。
男)お前…キレイになったな。
❀)えっ?
男)……//
❀)ほん…と…??//
思いがけない言葉に
つい嬉しくなってしまう。
男)すげぇキレイ…。
❀)…やめて…よ//
男)なんか…色々思い出すな…。
❀)色々って…
この人は…
私が初めて付き合った人。
何もかも初めてのことを一緒にした。
そんなこと言われたら…
私だって思い出しちゃう…
男)…。
❀)…。
男)連絡先とか…聞いてもいい?
❀)…え?
男)迷惑…?//
❀)えっと…//
直)調子ん乗んな。
男)えっ!!
後ろからいきなり直ちゃんに
抱き寄せられた。
❀)わっ…
直)こいつは俺の。
男)え…っ
❀)ちょっ、直ちゃん…//
直)行くぞ。
❀)あっ…//
強引に抱き寄せられたまま
車まで連れていかれた。
直)早く乗れ。
❀)きゃっ…
バタン!
❀)直ちゃん…?
直)…。
怒って…るのかな…。
❀)直ちゃん…
直)何あいつ。
❀)…。
直)…。
❀)…えっと…前に…
直)付き合ってた男だろ?
見りゃわかんだよそんなん。
イライラしながら
説明しようとした私の言葉を遮る直ちゃん。
直)お前なんなの?
❀)え…っ?
直)嬉しそうに笑ってさ。
❀)そんなこと…っ
直)あいつがいいんなら
あいつんとこ行けよ。
❀)……っ
直)別にいいけど。
そんな直ちゃんの冷たい言葉に
思わず泣きそうになる。
❀)どう…して…
そんなこと言うの…?
直)…。
❀)私が今好きなのは
直ちゃんだもんっ…
直)「今」ねぇ……
❀)え…?
直ちゃんの顔を見ると
鋭いまなざしを私から外さない。
直)前はあいつが好きだったんだろ?
❀)え……
直)あいつの前でさっきみたいに笑って…
あいつの前で脚開いて…
あいつと散々ヤッてたんだろ?
❀)……っ
どうして…そんなこと言うの?
もう過去の話なのに…
❀)私が好きなのは直ちゃんだよ?
直)じゃあ証明しろよ。
❀)え??
直)今ここで。
❀)え??
直)できねぇの?
❀)証明って…どうやって…
直)頭使えよ。
❀)きゃっ…///
直ちゃんがいきなりシートを倒し
上に覆い被さってきた。
❀)直ちゃんっ!?///
直)うるせぇ。
❀)ちょ、待って!ここコンビニだよ?!
直)だから?
❀)人に…見られちゃう!!
直)人に…じゃなくて…
あいつに…じゃねぇの?
❀)え…??
直)見られたくねぇんだろ?こんな姿。
ビリビリビリッッ
❀)いやぁぁっっ////
着ていたシャツを破かれ
下着があらわになってしまう。
❀)やめてっ…///
あ…っ、んん…っ///
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