個人指導
第13章 俺と結婚したいの?
先生のおうち、お泊まり2日目。
悟空さんは朝方ぬぼーっと目を覚まして、タクシーで帰って行った。
私と先生はエッチで疲れて、お昼過ぎまで爆睡。
◇「お腹…すいたぁ……」
臣「…俺も……」
◇「そろそろ起きる…?」
臣「うーん……」
◇「ふふっ…お休みって素敵ーー♡」
臣「ん。最高…w」
◇「♡♡♡」
ベッドの中で先生と思う存分イチャイチャして…
寝たいだけ寝て、お腹が空いて目が覚めるなんて
なんて贅沢なんだろう♡
臣「よし、じゃあなんか作るかーー」
◇「また先生が作ってくれるの?」
臣「あ、なんか食いに行きたい?」
◇「ううんっ、そうじゃないけど…」
臣「じゃあ簡単になんか作るよ。」
◇「……私が作るっ!!」
臣「へ???できんの?!!」
◇「……」
失礼な。
これでも女の子だもんっ!!
美味しいお昼を作って、
「すげーじゃん!今すぐにでも嫁に欲しいわ!」
とか言わせちゃうんだから!///
……………
臣「まだまだ嫁には行けねーな……」
◇「……泣」
テーブルの上には黒く焦げたオムレツ……
張り切って…
自分から作るって言ったのに……
臣「そーんな顔すんな。」
◇「……だって…」
臣「誰でも失敗はする。」
◇「……」
先生って…本当に優しいなぁ……
◇「〇〇だったらきっと美味しいの作れるんだろうなぁ…」
私がぼそっとそう言うと…
臣「ああ、何?あの子、料理も出来んの?」
先生が焦げ焦げオムレツを口に運んでそう言った。
◇「うん。料理も…お菓子作りも…全部上手。」
臣「へ〜〜すげぇな〜〜〜」
◇「…たまにみんなでお弁当作っていって、交換とかするんだけど…」
臣「へぇ!女子っぽいw」
◇「〇〇のお弁当が一番人気。すっごく美味しいの。」
臣「ふーーん…、そりゃぁ隆二が喜んで嫁にもらうわ。」
◇「……」
いいな……
私なんて…
臣「お前も弁当作ったりすんだ?」
◇「えっ…」
臣「その交換会?の時。」
◇「うん。…たまにだけど…」
臣「そん時は失敗しないの?」
◇「うん。お弁当で失敗したことはないよ…」
臣「ふーーん。」
先生が最後の一口をぺろっと食べて、ニヤッと笑った。
臣「じゃあ今度俺にも作れよ。」
◇「えっ…」
臣「美味しい弁当♡」
◇「…っ」
食べて…くれるの…?
◇「もし…っ!上手に…できたらっ…」
臣「……」
◇「……//」
臣「出来たら?」
◇「////」
お嫁さんに…してくれる?
なんて…子供みたいかな///
臣「すげーじゃん。今すぐにでも嫁に欲しいわー」
◇「!!!」
臣「とか、思うかもね?」
◇「…っっ///」
心の中を読まれたみたい。
それはさっき、私が言わせたかった言葉。
◇「ほんと?///」
ガタンッ
◇「ね、ほんと!?」
臣「だーー、まとわりつくなーー」
◇「美味しく出来たらお嫁さんにしてくれるの?///」
臣「……」
先生はお皿をキッチンに片付けて
後ろからまとわりつく私をチラッと見た。
臣「なに。俺と結婚したいの?」
◇「////」
そんな…ストレートに聞かれると…
臣「顔、真っ赤だけど…w」
◇「////」
だって…
だって…
臣「結婚したいんですかー?」
先生が意地悪く、おでこをくっつけてきた。
◇「////」
だって…
昨日悟空さんが…
「バレたら責任取るって!」
「嫁にもらうって言ってたもん!」
……あんなこと言うから…
意識、…しちゃうもん…///
◇「……した…い……///」
おでこがくっついたまま…
先生のシャツの裾を小さく掴んだ。
恥ずかしくて…顔は見れない。
◇「お嫁さんに…なりたい…、///」
勇気を出してそう言うと…
先生は何も答えてくれなくて…
ゆっくり、顔を上げると……
臣「……///」
◇「…っ///」
先生…照れてる?///
どきん…どきん…
また胸がうるさくなっちゃう…///
◇「お嫁さんになりたい…っ///」
そう言って先生に思いきり抱きついた。
ぎゅむぅぅぅっっ
◇「先生が大好きだもんっ…お嫁さんになりたいもんっ…///」
臣「……」
先生の胸に顔をぐりぐり押し付けると
先生の腕が私の背中に回って、優しく抱きしめてくれた。
臣「…料理、…上達したらな。///」
◇「!!!!」
その言葉に、思わず先生の顔を見上げた。
◇「ほんとっ?!///」
臣「…あーー……、考えてやってもいいって話。」
先生は目を逸らしたままそう言った。
◇「////」
すっごく嬉しい!どうしよう!!
エッチしたい!!////
臣「あーあ、…酒でも飲もっかなーー// あ、そーだ。昨日の残り飲もっと。」
◇「あっ……」
チューしようと思ったのに、先生は私を置いてソファーに行っちゃった。
◇「……お酒ずるい。」
臣「なんだよ、飲みてーの?」
◇「……」
そうじゃなくて。
今、先生が大好き!って、私の中のLOVEがMAXになったから、エッチしたかったのに…
お酒に先生を取られた。
臣「お子様は飲めません〜〜〜」
◇「……」
また子供扱いしてぇ……
臣「この酒ほんと美味ぇんだよな…」
そう言って先生は一人でお酒をぐいぐい飲み始めた。
しょーがない。
エッチは夜までおあずけだ。
◇「ね、先生っ、なんか映画見よー♡」
臣「うん。何がいい?」
◇「えへへ…なんでもいい♡」
臣「選べよ…w」
だって…
先生とベタベタくっついてたいだけだもんっ♡
映画なんてなんでもいいもんっ♡
臣「じゃあこれにしよーぜ。ホラー。」
◇「え…怖いのはちょっと…」
臣「なんでだよ!いいじゃん!w」
◇「……」
ホラー苦手だもん……
臣「よーし、始まるぞーー♪」
◇「……」
怖くて先生にしがみつく。
臣「まだ始まってねーのにもう怖いの…?」
◇「……」
臣「お前、…ただ俺にくっつきてぇだけだろ?」
◇「!!!」
ひどい!違うもんっ!
本当に怖いんだもんっ!!
臣「可愛いやつーー♡」
えっ…
臣「ほら♡」
ギュッ……
◇「////」
な、な、何これっ……
先生が…優しいっっ////
臣「あ、酒なくなった。取ってくる。」
◇「え…っ」
あんなに入ってたのにもうないの?
先生…、飲むの早くない?
キエエエエエエ!!!!
◇「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
臣「ぶはっっっwwww」
◇「先生っ!!!!早く帰ってきて!!!!!泣」
臣「はいはいw」
いきなり恐ろしいシーンで、涙が出てきた。
臣「何お前…泣いてんの?w」
◇「こわっ、こわっ、こわっか…った…っっ」
臣「よしよし♡」
◇「……泣」
こんな映画…
先生が隣にいても無理。
怖すぎる。
助けて。
キエエエエエエ!!!!
◇「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」
臣「ぶっっwww あっはははwww」
◇「もう無理っっ!!!泣」
臣「お前…もっと可愛い悲鳴あげれないの?ww」
◇「うううっっ泣」
本当に怖くて泣いてたら、先生が映画を止めて、ぎゅっと抱きしめてくれた。
臣「お子ちゃまーーw」
◇「……っ」
だって…怖いの無理だもん…っ
臣「泣いてやんの…w」
◇「…っ」
先生が涙を拭いてくれて…
臣「……」
◇「……」
視線が交差して、見つめ合う。
あ……、、キス…かな……?
臣「その目で見ないで……」
◇「え……?」
意味がよくわからなくて、先生の目をじっと見つめる。
臣「……だから…///」
◇「……??」
臣「……はぁ、もう///」
◇「…っ」
またギュッと、抱きしめられた。
臣「涙目でじっと見んな///」
◇「えっ…」
臣「すっげぇムラムラしてくるから///」
◇「…っ///」
なんで?
全然わかんない///
臣「あーーーダメだ。」
◇「……っ」
そう言って塞がれた唇は…
触れた瞬間から、なんか気持ち良くて…
お酒の匂いに…少しふわふわする。
◇「ん……、、」
先生に求められるままに、唇を開けば…
すぐにあたたかい舌が差し込まれて…
◇「ん…、……ふ…、っ…//」
絡ませようとしなくても、強引に絡んでくる。
お酒の匂い…すごい……
クラクラ…して…きちゃう…///
……ぴ…、ちゃ…っ
いやらしい音を立てて、離れたかと思えば…、また。
◇「んんっ…///」
食べられちゃいそうな、キス。
……気持ち良くて……、感じ…ちゃう……
◇「……は…ぁっ、///」
臣「……///」
先生は私の頬を包み込みながら…
何度も何度も角度を変えて…
……や…ぁ…、……も…濡れちゃ…う……
気持ちぃ……よ…ぉ……
こんな…お酒混じりの…大人の、キス。
ずるい……、///
臣「……はぁ、すっげ可愛い///」
◇「…っ」
え…?
臣「抱きたい。夜まで待てねぇ。」
◇「え…っ///」
臣「ベッド連れてっていい?」
◇「…っ///」
臣「お前…可愛すぎ…///」
◇「////」
え、え、なんか…先生が……
◇「きゃっ///」
そのままベッドに連れていかれて…
火照った肌に、冷たいシーツが気持ちイイ。
臣「なんかお前…すっげ可愛い///」
◇「……っ」
先生…酔ってる…?///
臣「めちゃくちゃにして…い?」
◇「////」
顔がボンって熱くなった。
臣「もう…めちゃくちゃに感じさせたい///」
◇「////」
どうしよう!!
私、おかしくされちゃう!!///
臣「俺…酔ってんのかな…///」
はい!!!
絶対酔ってると思いマス!!!///
臣「なんか…、止まんね///」
◇「…っ」
先生の目が、熱く…私を射抜く。
臣「なんか…お前がすっげぇ可愛くて…たまんないんだけど///」
◇「////」
そんなこと言われたら…
私がたまんないよ…///
◇「…あ……、ぁっ…、……は…ぁっ//」
酔ってるからなのか…
先生は服を全部脱がせてくれなくて…
私の服を乱して、その隙間から触ったり…キスしたりしてくる。
それが…なんか…すごくエッチ///
臣「ああ…興奮する…止まんね…、マジで///」
◇「////」
さっきから…
先生がすごく興奮してるのが伝わってきて
私まで興奮して…ドキドキしちゃう。
臣「……舐めたい。」
え…っ?
◇「きゃぁっっ///」
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