レイトショー(short ver.)
第1章 塞がれた唇
◇)やっと観れる〜〜♡
臣)そんな観たかったの?w
◇)うんっ♡♡
今日はずっと楽しみにしていた映画を
臣と観に来てる♡
臣)恋愛ものだもんな〜〜〜
◇)とか言って感動して泣いちゃうかもよ?w
臣)マジかいw
◇)あははは♡
映画も楽しみだけど
久々の臣とのデートもすごく楽しい♡
臣)全然人いねぇなー
◇)レイトショーだからね♡
臣)ガラガラじゃん。
大丈夫?この映画館w
◇)大丈夫♡
土日は混んでるんだよぉ?
このカップルシートだって
人気なんだからぁ〜♡
臣)へ〜〜〜
昨日ちゃんとネットで予約した
一番後ろのカップルシート♡
ゆっくり二人で
映画に集中するんだ〜〜♡
臣)背もたれ長くて気持ちいいなー
◇)ここの映画館はそれも人気なの♡
臣)…って、お前はさっきから
この映画館の回し者か!w
◇)あはははw
少し照明がおちて
予告が始まった。
臣(映画付き合ってやんだから
ホテル付き合えよ?)
◇(えっ)
臣(えっ、じゃねぇよw
まさか今日帰る気でいた?)
◇(……//)
ちゃんと…お泊まりの準備はしてきたけど…
臣(せっかく夜景の綺麗なホテル
取ってやろうと思ったのに…)
◇(行くっっ♡♡)
臣(ニヤ…ww)
◇(あ…っ…//)
臣(そーんな俺とエッチしたい〜?w)
◇(……ばか!//)
太ももに伸びてきた手をパシッと叩くと
臣が口を尖らせた。
臣(そんなこと言えねぇくらいに
メロメロにしてやっからなーw)
◇(……///)
ほんとに…
メロメロにされちゃいそう…
だって…
久々に会う時の臣のエッチは
本当に激しいんだもん///
あ…なんか…
想像したらドキドキしてきちゃった//
臣(お、始まるな。)
◇(あ…っ)
そうだそうだ!
今は映画に集中集中っ!//
映画のストーリーは
想い合ってる男女が
もどかしくすれ違ってしまう展開で…
「ずっと好きだったんだよ!お前のことが!」
「そんなの信じられないわよ!!」
なんか情熱的…ドキドキ…//
「だったら今すぐここで抱いてよ!!」
「じゃあ来いよ…」
抱いてよって…、え?!
「あ…っ、…ん…、っ…ぁ」
わ、わ、めっちゃ舌絡めてる///
「や…、ぁ…っ、だめ…っ、そ…こ…」
「お前が抱けって言ったんだろ…」
「あ…、っ…んゃ…ぁっ//」
え、え、純愛モノだと思ってたのに…
こんなエロい映画なの?!//
「あぁんっ…好き…っ、あ、あぁっ///」
◇)////
恥ずかしい///
臣(エッロいキスしてんなぁ〜〜w)
◇(えっ…)
臣がニヤニヤ耳打ちしてきた。
臣(俺らもする?w)
◇(えっ…//)
臣(こんなん観てたら興奮してきちゃった♡)
◇(ばかっ…//)
クイッ
◇(んん…っ//)
強引にあごを引き寄せられて
唇を塞がれた。
「あぁん…っ、気持ち…いい…っ//」
臣(ん?気持ちいいって?w)
◇(ばかっ!映画の声でしょ!//)
臣(なんだよ…じゃあ気持ちくねぇの?)
◇(え…っ)
臣(俺のキス。)
◇(……//)
変なこと…聞かないでよ…//
◇(もう、映画に集中してっ)
こんなキスまたされたら
ムラムラしちゃう。
誤魔化すようにプイッとスクリーンに顔を戻すと
しばらくして
ラブシーンの終わりかけに
手をキュッと握られた。
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