Happy Lovely
第1章 五月病
「ゃ…ふ…」
ゆっくりと彼は指を沈めてきて、入口を広げてくる。
「…ちなみに、さっき塗ったのは、オイル…まぁ、潤滑油みたいなものです。濡れにくい女性にはよく利用されるものなんで、指が入っても痛くないですよね?」
確かに彼が言う通り、無理矢理されても全然痛みを感じない。
「サキさんのような、あまり男を知らない女性に、無理に挿入するのは良くないので…とりあえず濡らしてから、色々試してみましょう」
知らないうちに、彼が触れるソコから、いやらしく音が漏れてきていた。
トロトロと、指先に透明な液体を馴染ませて、そのまま秘芽に触れてくる。
「んっ…ふぁ…」
さっきとは違い、触れられた途端、ビリビリとした何か電気みたいな感覚が、腰を伝った。
そういえば、こんな感覚、随分前に経験したことがある。
最近はすっかり忘れていたけれど。
中学の時、クラスの男子に『オナニーするとバカになる』と言われ、それから自慰をすることはなくなった。
その後、付き合った男と、セックスくらい経験はあるけれど、考えてみたら、あんまり前戯とか、された記憶はない。
「…ふぅっ…はぁぁっ…」
思い出したオナニーの感覚は、すぐ戻ってきたみたいで、彼がクリクリと指で摘むたびに、腰がガクガクと震えてきた。
彼も私のソコを撫でながら、益々いやらしいことを口にしてくる。
「…どうですか?少しは良くなってきたでしょう?これからもっと良くなりますよ?」
そうして彼は、私の下半身へ移動すると、グイと足を持ち上げ、その濡れたところに、口唇を押し当ててきた。
「ゃぁあっ…そんなとこ…」
腰を捩じらせると、足を引き寄せられて、更に吸いついてくる彼。
指先でその部分を広げ、クリ×リスの頭を起ち上げると、舌先で舐め上げる。
ザラザラと、でも生温い感触を感じて、妙な気分になるけれど、ずっと舐められていると、ジンジンとしてくるから不思議。
「…ふぅっ…ふぁっ…んぅっ…」
診察台のシーツを握り締め、ビクビクと腰を揺すると、彼は更にソコを吸い上げた。
「ひっ…ぁぁぁっ!!」
ジンジンからズキズキと感覚が変わり、気持ち良くて頭がクラクラしてくる。
「ふぁ…ダメ…やめて…あぁぁっ…」
腰のガクガクが止まらなくなり、そのままガクンと大きく背筋が仰け反った。
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