Happy Lovely
第9章 見せ合い
その日は、ずっと下半身がウズウズしていたけれど、結局彼は私に手を出すことはせず、それっきり。
で、それから一週間経って今日、ってこと。
あの後、彼の一人エッチシーンが忘れられず、それをネタに、私までも一人エッチしたりした。
でも、それとこれとはちょっと違う。
やっぱり、彼の前での一人エッチは恥ずかしいよ…ι
しかもココ、院内の仮眠室だし…。
誰か来たらどうするつもりなんだろ。
「まずは、服脱がないとな。全部脱いで、裸になんな」
スカートの上から下着を押さえると、そうやって強制の言葉をかけられる。
「や、やだぁ…」
「…今更、なに恥ずかしがってんだよ。早くしないと、コレ、入れるからな」
チラチラと目の前に、ピンク色のバイブを見せてくる。
通販で購入した、凄く大きなバイブ。
一度だけ、挿入されたことがあるけれど、大きすぎて痛くて大騒ぎした。
それからことあるごとに、言うことを聞かないと、あのバイブを入れるとか脅してくる。
私の体には、多分合わないんだろうと思うソレは、本当に先端が大きくて、入れられる時から、入口が裂けそうだった。
無理矢理入れられたあの一度きりの時でさえ、暫く膣口のヒリヒリが収まらなかったし。
仕方なく、服を脱ぎ始めたけれど、私の動きが遅いことに、彼が段々イラついてきた。
「早くしろよ」
強い口調でそう言うと、今度は私をベッドに押し倒す。
彼は私より年下だけど、自分が偉い人の孫だと言うこともあるし、私と二人っきりの時には、主導権を握る…と言うか、本当に偉そう。
周りに人がいる時は、わざと可愛子ぶるくせに。
「ちゃんとやらないと、ホントに突っ込むからな」
スカートの中にバイブを持った手を入れると、そのバイブの先端を中心部に押しつけ、グリグリと擦りつけてきた。
「…ふ…わかったから…やめて…」
彼の態度がちょっと怖くて、思わず涙が出そうになるけれど、それをガマンして、スカートのホックを外す。
とりあえずスカートを脱ぎ捨て、それからシャツを脱ぎ、上半身裸になった。
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