Happy Lovely
第9章 見せ合い
彼と色んなことをしてきたけれど、体の中に彼自身が入ってきたことはない。
少しだけ入ってきた先端が、熱くて感じてしまう。
「…ふぁ…んんっ…」
シーツをギュッと掴むと、彼は苦笑いで私を見下ろした。
「…あんまり力、入れるなよ…進まないじゃん…」
そうして更に腰をグイと持ち上げると、一気に奥まで竿を突き立てた。
違和感はないけれど、圧迫感で声が出てしまう。
「ひぁぁっ…ふぁぁっ…」
それでも彼は、強く腰を押しつけてきて、子宮に届きそうなくらいまで、先端を押し込んだ。
「…っ…やっと入った…どう?感想は?」
一度、そのままの状態で止まった彼は、そうやって話しかけてくるけれど。
「…ふぁ…ぁぁっ…も…無理っ…」
さっきから、自慰でもイキそうになっていたのに、ソコに彼のモノが入ってきたら、それだけでテンションが上がってしまい、膣内は更にビクビクとリズミカルに大きくヒクつき始めた。
「…初めて俺に入れられて、舞い上がっちゃった?ガマン出来ないならイッてもいいよ?…ってか、俺も出そうだし…」
いつも私が先にイクと、早いって文句言うけれど、今日は違う。
彼ももう限界ギリギリみたいで、ほとんど動かない。
答えを返すことも出来ず、体を少し捩じらせたら、今まで黙っていた彼が突然前後に律動を始めた。
「…ふ…やだぁっ!!」
グチュグチュと音をたてながら、中をゴリゴリ擦られて、背筋が震える。
キュッと彼を締めつけると、そのまま達してしまった。
「ふぁ…ぁぁっ…あぁんっ!!」
ガクガクと足が震えると、その足をグッと押さえつけられ、その瞬間、膣内が熱くなる。
「…イクッ…くっ…!!」
中で彼が体液を放出すると、その勢いに、更に腰までも小さく震えた。
☆ー―‐・・‥
そうやって一度自分の中に入れたからか、その後の彼は、遠慮なく私を求めてくるようになった。
元々、何故、体を重ねなかったのかよくわからないけれど、単なる彼の焦らし?
でもちょっと感覚のおかしい彼は、未だに私に一人エッチをさせ、見せ合っこのような行動を好み、結局おかしなプレイはまだ続いた。
fin...
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