Happy Lovely
第1章 五月病
「…途中でやめると余計、疼きますよ?一度イッた方がスッキリしますから…」
一度口唇を離し、そう言ったけれど、すぐまた舐め回す。
少しきつめに吸い上げられながら、入口を指先で広げられるけれど、長々愛撫されていると、奥まで欲しくなってくる。
「…ふぅっ…あぁぁっ…」
ユルユルと腰が動くと、彼も私の状況を把握したのか、ゆっくりと指を深いところまで挿入してきた。
「…あぁっ…んぅっ…」
ビクリと、また腰が震えたところで、グイと一気に指が入ってきた。
「…サキさん?わかりますか?かなり奥まで入ったと思いますけど…と言っても、指ですからね。残念ながら、いいところには辿り着かないみたいですが」
フフッと薄ら笑いをして、彼は指を前後に動かし始める。
クチュクチュと音がして、愛液が溢れ出す。
「…ふぁっ…あんっ…あぁぁ…」
彼が言う通り、奥までは来ないけれど、それでも手前付近を指先でグリグリとされると、ジワジワ快感が上ってきて、どうにもならなくなってしまう。
「…ふぅっ…も…ダメっ…はぁっ…」
イキそうになり、腰を前後に動かすと、彼は頭を上げて、強めにピストン運動をしてきた。
「…いいですよ…イッちゃって下さい…」
そう笑い、もう片手で、胸を触れられ、同時に愛撫された刺激からか、すぐ達してしまった。
「…んんっ!!はぁっ…あぁぁっ!!」
ブルブル太腿が痙攣し、シーツを強く握り締めて腰を震わせた。
☆ー―‐・・‥
あまりの心地良さで、すっかり気を失ってしまったみたいで、それから暫くたち、目が覚めた。
ふと体を動かすと、すぐ横のデスクでカルテに目を通していた先生が私を見てきた。
「…気がつきましたか?」
そう声をかけられる。
「…は、はい…」
一瞬、何でこんなところで寝ていたのかと思うけれど…そうだ。
彼にエッチなこと、されちゃったんだっけ…ι
急に恥ずかしくなり、俯きながら上半身を起こしたけれど、彼はそんな私に、こんなことを言ってきた。
「…どうですか?少しはストレス解消されたでしょ?…次にここへ来た時は、もっといいストレス発散方法、教えてあげますからね」
ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべた。
fin...
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