イケメン社長 聖哉25歳 -体を賭けた屈辱の取引- 大型ショッピングモール編
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発行者:海老沢 薫
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ジャンル:恋愛
シリーズ:イケメン社長 聖哉25歳

公開開始日:2019/05/03
最終更新日:2024/05/25 09:46

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イケメン社長 聖哉25歳 -体を賭けた屈辱の取引- 大型ショッピングモール編 第1章 イケメン社長の受難
週末の日曜日の早朝、聖哉は郊外にある大型ショッピングモールへとやって来ていた。

このモールへはこれまで買い物などで何度か訪れたことがあったが、

今日の聖哉はビジネスの打ち合わせのために訪れ、

カッチリしたスーツに身を包んでいた。

まだオープン前のモール内をTシャツ姿の男と一緒に歩き、とある店の前まで来ると、

そこで聖哉は二十代から四十代の同じくTシャツ姿の男達に迎えられた。

「おはようございます。株式会社フロンティアの吉川聖哉です。本日はどうぞ宜しくお願いいたします」

聖哉は爽やかな笑顔で挨拶をすると深々と頭を下げた。

「これはどうも、こちらこそ本日は宜しく」

四十代の一番年長の男が聖哉の前に出て挨拶をし、二人は名刺交換をした。

四十代の男が手渡した名刺には『本間勇三』と記され、

今日これから打ち合わせする取引先の部長らしかった。

「君みたいな若くて優秀な人と仕事ができるなんて嬉しいよ」

本間は、聖哉の名刺を両手に握りしめながら、

意味深な笑みを浮かべて聖哉の顔を見つめた。

「こちらこそ光栄です。ありがとうございます」

聖哉も得意の営業スマイルを浮かべ、本間に応えた。

それから他のTシャツ姿の男達とも名刺交換を終えた聖哉は、

ショッピングモールの中にある開店前の店内に通され、

そこで早速ビジネスの打ち合わせを始めたのだった。



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