PC売り場の誘殺2(掴んでみせよう・中編)
第3章 PC3・2人の店長・喜びと鬱・輝きと澱み・嫉妬・攻撃・反撃
あぁ~憂鬱だぁとか歌いたくなるのが信也店長。激怒した久美が明美を引きずってきて、散々あれこれ言ってから去っていった。明美という女子をこの場に置いて。
話を聞けば頭が割れそうに痛い。彼は明美に対して、道を誤ってるんじゃないか? と言わざるを得なかった。
明美、一見すると気が強そうだがすぐに両目に涙。それを見て信也は大慌て。泣かないでとか、出来れば彼女に対してだけ言いたい台詞を明美に言っている。何で店長が気を使わないといけないだろうと、彼は泣きたい。そして藤本 香が恋しい。
彼は明美に対して、明日から注意してくれたらいいと促した。でも後で久美に、店長は甘いと自分が叱咤される事に。
「くぅ~、藤本さん最高。たまらないね、オールハッピーだよね」と、こちらの尚樹店長はご満悦。
それはそうだろう、PC売り場がこんなに儲かるなんて一体いつの時代だという感じだ。お客様の評判も上々、これで文句を言ったら罰が当たる。彼は目の前に立っている香を見て、この場で押し倒して求めたいとか想像してしまった。勃起しかけた。
しかし尚樹、今は冷静に香と向き合う。まだまだ、彼にはこのグラマーな女子を食いたいという野望がある。そのためには信頼関係を作らないと。彼は目の前の香に、「お疲れさん、明日もよろしく」と、さわやかな男の笑顔で伝えた。
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