みぃつけたぁ
第1章 序章
・・・どうして、誰も僕を理解しないのだろうか?
僕はこんなに真面目に学業に専念し、両親の望む大学へ進学し、就職し、
子供たちに頼りにされているのに・・・
だれもわかってくれない。
誰も、理解してくれない。
たった一人の可愛い妹さえも僕のことをわかってくれなかった
そういえば、あいつも・・・だ。
僕があんなに親切にしてやったのになのに何という態度だ?
姿が消えたと思ったら、まんまと望んでいた大学へ通い幸せそうに過ごしている。
僕のことなんか忘れている・・・ああ、僕の事なんか忘れているんだろう。
どうしたら思い出してくれる?どうしたら、僕のことしか考えないようになってくれる?
ねぇ、教えて。君の興味・関心は何処に向いているの?どうすれば、僕に向くのかな?
1