出会いを含めた人生 短編集
第5章 旅行編
旧天城にはバイクで行くことにしたんですが、夜走るとなると
俺のバイクに問題がありましてね、その問題が
ヘッドライトが前ではなく上を照らすんですよ(笑)
なので下のほうなんか見えないんですよ!!
でも原付で行ったんです!まだ砂利道だってことも知らずにね!
そして目的地に到着し原付で旧天城街道を通ることに
進むこと約10分!なにやらトンネル発見!すごく狭いトンネルでした。
そのトンネルを見つけた途端にA男が提案してきました。
A男:「バイク降りて一人づつ通らない?」
俺:(何言ってんだこいつぅぅぅぅアホなのか!)
B男:「じゃあ多数決で決めようぜ」
C男:「んじゃ歩いて一人づつ入りたい人~?」
A男:「はーい」
B男:「はーい」
C男:「はーい」
俺:「はーい」
D男:「マジデ言ってるのか?」
D男:「まぁ決まったことだし行くしかないよなぁー」
A男:「行かないって行ったら輪が乱れるからな(笑)
C男:「順番どうしようか?」
俺:「ジャンケンでいいじゃん」
B男:「お?じゃあジャンケンで」
ジャンケンは勝った人が先に順番を言って行くことにしました。
そして俺が一番最初に勝ったにも関わらず、何を血迷ったか
一番最後でいいよと言ってしまったんです。
こんなのは当然1番手と5番手が怖いに決まってるんですよ!
何故なら1番手は最初に向こう側に行った時一人で待ってなきゃいけない
5番手は一人取り残されるみたいな恐怖ですね!
でもそんなことは気にしないMな俺
こんな暗闇に一人残るなんてとか考えるわけでもなく
順番が決まり以下の通りになりました。
A男 C男 D男 B男 俺
左から12345です。
トンネルの長さは約100m程度で幅は人が二人通れる程度でした。
まずはA男から、そしてC男、次D男
そのとき俺は必死にB男にお願いしてました。
順番変わってくれない?とね!
若しくはか弱い私を一人にしないでとね!
そんな頼み聞いてくれる優しいB男ではないので行ってしまいました。
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