彼と結んだ契約
第15章 15章 彼との契約(終章)
下着を抜かれて スーツのスカートを戻し
彼と離れた私は 隣の女子トイレにすぐに入り
口の中の 精液の匂いを消すために
うがいを繰り返し 化粧を直し コロンを振った
*
しばらく 考えても いいアイデアは 浮かばない
どうせ だめだわ
彼の 気まぐれが その気にならないうちは
携帯を 元の場所に置いて
指を ぬかるんだ 裂けた口と 突起に当てる
片手のひらで 乳房を 鷲づかみして 力を入れる
強い 抗えない 力で 犯されたいわ
彼は 脇で また 寝返りしている
私は 彼との セックスで 満たされない
そのまま 私は自慰をする
<完>
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