日本をナナメに見る
第6章 鎖国を解いた日本 インバウンドビジネスの先
では、最初に国別でどこが多いのか?
データによると”中国””韓国””台湾”の3か国が主力を占めており、それに続いて”香港””タイ”等となっている。
やはり距離の近いアジアが多いと言う事なのだ。
さらに見ていくと、日本に来て満足が高かったことは”日本食を食べたこと”次に”ショッピング”となっている。
食事やショッピングをどこでしたかは”空港””百貨店””ショッピングセンター””コンビニ”が主力のようだ。
そしてなんと90%以上の人は、満足だったとデータにあるのだ。
空港や百貨店はともかく、ショッピングセンターやコンビニは少々驚きである。
コンビニやショッピングセンターは日常の日本であり”観光資源ではない”と考えられてきたからだ。
私はここに鍵があると、考えているのだ。
つまり日本の輸出産業は、本当の意味での”グローバルなマーケティング”が出来ているのか?
”世界に売れる日本”はまだまだあるのではないか?
と言う事なのだ。
インバウンドで得られたデータでアウトバンドを攻めれば、GDP1%未満などとは言ってられなくなるのではないだろうか…。
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