日本をナナメに見る
第3章 イオンの落日
それはずばりフードコートや、レストラン街の存在だ。
平日であれ、休日であれ利用される方はかなりいるのではないだろうか?
まとめると、モールで色々なものを買い、フードコートやレストランで食事を済ませ、食品スーパーで買い物をする。
と言う流れである。
人はお腹の空いていない時には不合理な食品に手を出しにくくなるのではないか?と考えたわけなのだ。
つまり、これらの構造的な原因でスーパーでは常にシビアな値踏みをされ、高利益商品が売れなくなっているのではないかと言う事なのである。
この事を裏付けるのには、好調な決算を続けているコンビニを見れば解り易いのではないだろうか?
全てではないだろうが、コンビニに行く時にはお腹を空かせていく人が多いのではないだろうか?
それが不合理なものに手を付けさせ、客単価を押し上げる事になっているのではないだろうか?
もしこういった構造的なことが原因だとすると、イオンの先行きは大変厳しいものになるのではないだろうか?
先人であるダイエーの”轍を踏まない”ことを祈るばかりである。
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