個人指導
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発行者:新菜
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ジャンル:恋愛
シリーズ:年の差恋

公開開始日:2015/11/12
最終更新日:2022/04/19 21:00

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個人指導 第1章 無意識の誘惑
(臣side)


俺は塾講師をやってもう6年になる。
生徒からすると「先生」って
どこかカッコ良くみえるもんなのか…
よく告白もされる。ガキに興味なんてねぇけど。


って…
今まではずっとそう思ってたのに…

今年は…やたら気になる生徒が一人いる。


とにかく見た目がなんかエロい…//
肌を露出してるとか…
そんなんじゃ全然ねぇのに…
やたらフェロモンが出てる。
っつーことに本人は気付いてない。

くっそ〜〜〜
10代のくせになんなんだよその色気は!!

授業中も…気付けば目で追ってる自分がいて…
慌てて我に返る。


俺…別にそんな趣味ねぇっつーの!
女は…エロくてキレイな大人の女がいいし…
いくらエロいっつったって…こんなガキ…
ないない!!!

つーかその前にこいつは
めちゃくちゃ頭が悪ぃんだよ!!


◇)先生…今日も補習私だけぇ?
臣)そ。とっとと座れ。
◇)はぁ…
  昨日のテストも全然ダメだったしなぁ…
臣)お前ほんとに頭悪ぃからな。
◇)ひっどーい!!
臣)はははw
  ほら、やるぞ。
◇)ぶぅ……


思わず頭を撫でてしまって
また我に返る。

何やってんだ俺。
触んな触んな…


◇)いっつも私だけ…
  先生もうんざりしてる…?


可愛く上目遣いで聞いてきやがった。


臣)すげぇ迷惑。
  お前のためにこの個室
  取っとかなきゃなんねぇし
  俺の残業は増えるし。
◇)……


あ。しょんぼりしてる。


◇)ごめんなさい…
臣)冗談だよっw
  ほら、とりあえずこれ解け。
◇)はーい…


本当に一番迷惑してるのは…
こんな密室でマンツーマンで教えなきゃなんないこと。


イイ匂いがしたり…
たまに可愛く笑ったり…

そんなこいつにたまにドキッとする自分に腹が立つ。

こいつはまだガキだっつーの!!


◇)はぁ…少し…暑いな…//

パタパタ…

臣)!!!


いきなり制服のボタンを外して
胸元をパタパタしだした。

誘ってんのかおい!!
ふざけんな!!


臣)エアコン入れてくる。


俺が部屋を出ようとすると
その手を掴まれた。


◇)いいよっ!!
  電気代もったいないもん…っ
臣)……。


ゆっくり振り向くと…
あ〜〜〜!!
少し顔を赤らめてまた上目遣い!///


◇)補習の私のためなんかに
  エアコンなんかもったいないから
  我慢するっ。


お前が我慢出来ても
俺が我慢出来なくなんだよっ!!


パタパタ…


問題を読みながら
パタパタ仰ぐその制服の隙間から…
胸の谷間がチラチラ見え隠れする…

くそっっ…///


◇)先生…やっぱりわかんないよぉ…
臣)どこ!


俺は◇の前の席に座った。


◇)これぇ…やっぱり難しい…
  はぁ…あ…つい…//

パタパタ…

◇)あっ…


◇が胸元を何度もパタパタさせるから
その勢いでボタンがもう一つ開いて
谷間がもろ見えた。


◇)わっ…///


慌ててボタンを留めようとする
◇の手を掴む。


臣)お前さ…、さっきから誘ってる?
◇)え…っ


しばらく見つめ合う…


◇)誘う…って…、えっ?///
臣)意味、わかんだろ?
◇)そんな…つもりじゃ…っ
  ごめんなさい!///


顔を真っ赤にして
俺の手をほどこうとする。

俺は手を離さない。

すると
空いているもう片方の手で
必死にボタンを留めようとする…
でも…片手だから上手く留められず
焦り始める◇…。


◇)せ、先生っ、離してっ
臣)大きな声…出すなよ…
◇)えっ…?あ…っ
  んっっ!!///


俺は空いていた自分の片手を
◇の後頭部にまわし
キスでその唇を塞ぐ。

死ぬほどやわらかい薄紅色の唇。


◇)んっ、んっ、んんんっ///


その唇を何度も柔らかく包み
少し離すと

◇の顔は真っ赤になっていた。


◇)ふ…っ、はぁ…っ///
  せん…せ…どうして…///


その言葉を遮るように
また口付ける。

今度は…強引にその唇を舌で開かせ
中に押し入る。


◇の舌を捉えると
掴んでる手がぴくんと動いた。


◇)ふ…っぅぅん!///


そのまま◇の柔らかい舌を
舌先で舐めてゆっくり味わう。

次第に…
◇の手から力が抜けていくのがわかる。


◇)…は…ぁ…///
  せ…んせ…い……///
臣)気持ち良かった?
◇)う…ん……//


トロンとした目で俺を見てくる。


臣)もっと…してほしそうな顔…
◇)…うん…//
臣)ほんとに…?
◇)……///


コクンと頷く。

俺は一度◇の手を離し立ち上がった。


ガチャン。

個室の鍵を閉める。


◇)あ…っ…///


それを見て戸惑う◇。

もう…察したよな?


◇の手を引っ張り立ち上がらせる。

そのまままた深く口付け…
今度は机の上に座らせる。


◇)んんっ……//
  ふ…、ぅぅ…ん…、っっ///


キスだけでそんなに感じてるのか
ふわっと後ろに倒れそうになる◇の身体を
慌てて支えた。


◇)先…生…っ///


ああ…この目だ。

俺の理性を吹き飛ばすこの目。

トロンと気持ち良さそうに
目を潤ませながら上目遣いで見てくる。
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