アデランス・アートネイチャーに代表される大手では、髪を生やすのではなく、薄毛を隠す方法が主流です。
【地毛に人工毛をくくりつつける方法】
地毛1本に対し、人工毛を数本くくりつける方法です。
部分的に増毛するのであればこの方法で良いでしょう。
当然ながら髪を生やすよりも簡単・短時間で効果が得られます。
洗髪、整髪料なども使用できます。
ただし、地毛が伸びてきた時はその都度人工毛の位置を根元へずらしてもらわないといけないという欠点があります。
地毛が抜けた場合は、人工毛も一緒に抜けるので、1本抜けるたびに5〜6本失うと考えた方がよいでしょう。
【接着剤による固定】
ひっつけるカツラという認識で良いと思います。
見た目も自然で、自分の髪のように扱うことができ、アクシデントで外れるという心配がありません。
しかし、頭全体をカバーして接着するので地毛は丸坊主に近い短髪にする必要があり、さらにはメンテナンスとして月に一回、専属の美容師さんにみてもらう必要があります。
カツラの本体はおおよそ60万円ほど。あとは月に一回のメンテナンスで5000円、使い方にもよるでしょうが、5~6年で作り直す必要も出てきます。本体の修繕にも費用がかかります。
そして最大の問題は接着剤によって頭皮が荒れ放題になること。
カツラの装着が優先されますので、この方法を選んだ場合、もう地毛での修復はあきらめた方がいいかもしれません。