CBC賞2(買い目、絞り込み、伏兵の◎について)
<買い目>
単勝1番(30点分)
◎ドロップオブライト
危険な人気馬…アグリ
今回はドロップオブライトの単勝勝負、
10倍付近なので的中すれば回収率約1000%。
事前検証で紹介した3つの有効データ、
先行経験、ディープ、そして格上げ初戦。
いずれもシンプルなデータだが好走率、回収率共に優秀、
ベタ買いでもプラスになるほど期待値が高い。
A…前走4角6番手以内
B…ディープインパクト持ち
C…前走3勝クラスに出走
3つの有効データをA~Cと表記して歴代好走馬を振り返ってみる。
(中京改修後に中京芝1200Mで行われた過去9回)
23年1着ジャスパークローネ(A)
23年2着サンキューユウガ(C)
23年3着スマートクラージュ(AB)
19年1着レッドアンシェル(AC)
19年2着アレスバローズ(AB)
19年3着セイウンコウセイ(A)
18年1着アレスバローズ(B)
18年2着ナガラフラワー(C)
18年3着セカンドテーブル(A)
17年1着シャイニングレイ(AB)
17年2着セカンドテーブル(A)
17年3着アクティブミノル(A)
16年1着レッドファルクス(A)
16年2着ラヴァーズポイント(AC)
16年3着ベルカント(該当せず)
15年1着ウリウリ(AB)
15年2着ダンスディレクター(該当せず)
15年3着サドンストーム(該当せず)
14年1着トーホウアマポーラ(A)
14年2着エピセアローム(A)
14年3着ニンジャ(A)
13年1着マジンプロスパー(A)
13年2着ハクサンムーン(A)
13年3着サドンストーム(AC)
12年1着マジンプロスパー(A)
12年2着スプリングサンダー(該当せず)
12年3着ダッシャーゴーゴー(A)
過去9回の3着内馬27頭中23頭がA~Cのいずれかに該当、
連対馬に限ると18頭中16頭がA~Cのいずれかに該当。
例外好走馬は僅か4頭、その中で人気を上回る着順だったのは、
12年のスプリングサンダー(7番人気2着)のみ。
2頭は人気を下回る着順、1頭は人気と同じ着順。
(1番人気2着、2番人気3着、3番人気3着)
また直近4回(17、18、19、23年)に限ると、
例外好走馬は1頭も出ていない。
毎年のようにA~Cのいずれかに該当していた馬が高配当演出、
例えば14年はAの該当馬が1~3着を独占して3単11万馬券。
16年はA→ACのワンツーで馬単195倍、
17年はAB→A→Aの順に入線して馬単282倍、3単41万馬券。
18年はB→C→Aの順に入線して馬単125倍、3単16万馬券、
23年(昨年)はA→C→ABの順に入線して馬単533倍、3単49万馬券。
今年の出走馬の中で、
A~Cのいずれかに該当している馬は、
キタノエクスプレス(ABC)
レッドヒルシューズ(AC)
カリボール(A)
グランテスト(A)
サウンドビバーチェ(A)
アネゴハダ(B)
ショウナンハクラク(B)
スズハローム(B)
ドロップオブライト(B)
小倉記念で1分56秒5のレコードが出現したように、
先週開幕した中京芝は超高速馬場だったが、明らかに短縮が効いていた。
先週の中京芝において「芝からの短縮ローテ」だった馬は、
半年以上の休養明け馬を除くと(5-3-0-7)
勝率33%、連対率53%、
単勝回収率166%、複勝回収率230%。
該当馬は延べ7鞍に登場、7鞍で計15頭しかいなかった中、
7鞍中6鞍で連対、内5鞍で勝ち馬が出ている。
日曜1Rや9R(共に芝1600M)はワンツー。
(それぞれ3、4番人気、1、6番人気)
日曜3R(芝2000M)は該当馬2頭が共に二桁人気だったが、
それぞれ14番人気2着、11番人気5着。
日曜7R(芝2000M)は該当馬が3番人気1頭のみ、
その1頭がピンポイントで優勝。
また上記データから芝1200Mだけを抽出すると(2-0-0-1)
勝率67%、単勝回収率510%。
土曜7Rは該当馬2頭、その内の1頭が5番人気で快勝、
もう1頭も14番人気(単勝万馬券)ながら上がり2位で0.7差に善戦。
日曜12R知多特別は該当馬がヤマニンアンフィル1頭、
同馬がダントツの上がり最速で差し切り勝ち。
今週土曜は短縮馬の活躍が目立っていなかったが、
最終12R(芝1200M)で大幅短縮クリノハレルヤが5番人気2着。
先週も短縮馬が爆発したのは日曜、
というわけでCBC賞も短縮重視でいきたい。
CBC賞出走馬の中で短縮ローテは6頭、
内から列挙していくと、
ドロップオブライト
スコールユニバンス
スズハローム
サウンドビバーチェ
アグリ
アネゴハダ
好走条件(A~C)をクリアしている上、
短縮ローテで挑んでいる馬は、
ドロップオブライト
スズハローム
サウンドビバーチェ
アネゴハダ
◎は伏兵ドロップオブライト。
父ディープインパクト系なので「B」に該当、
しかも母父フレンチデピュティとなれば頭から狙える。
ディープ系×フレンチデピュティ系は、
ウリウリ(15年1着)やシャイニングレイ(17年1着)と同じ。
さらにウリウリもシャイニングレイも短縮ローテ、
かつ内枠からの差し切り勝ちだった。
また父トーセンラーは「ディープ×グーフド牝系」だが、
これはアレスバローズ(18年4番人気1着、19年7番人気2着)と同じ。
グーフド牝系は昔から中京芝1200M重賞に縁がある。
(例えば高松宮記念ではシーキングザパール2着、ソルジャーズソング15番人気3着)
父トーセンラーは地方での活躍が目立っているが、
(JRA56勝に対して、地方では間もなく200勝に到達)
ザダル、アイラブテーラー、アケルナルスター、バンデルオーラのように、
代表産駒は父を彷彿させる鋭い末脚を使う。
ドロップオブライトは5走前の知立S(中京芝1200M)で2馬身差の楽勝、
1頭だけ上がり32秒台をマーク。
その前の上がり最速は昨年の豊橋S(中京芝1600M)だったように、
中京では確実に脚を伸ばしてくる馬。
ちなみに豊橋Sではアヴェラーレ(2走後に関屋記念優勝)と0.1差、
中京芝の3戦は全て異なる距離で(1-1-1-0)
また父の代表産駒である前出のザダル、アイラブテーラー、アケルナルスターと同じ、
母系にニジンスキー内蔵、トーセンラーとニジンスキーはニックスと言っていい。
ザダルは京都金杯、エプソムCと重賞2勝、
アイラブテーラーは淀短距離S(リステッド)の勝ち馬で京阪杯2着。
ドロップオブライトはディープ×デピュティミニスターのニックスも抱えており、
(デピュティミニスターはフレンチデピュティの父)
配合的にも重賞で十分に通用する下地あり、
それは牝系の観点からも言えること。
近親にブラックホール、ライラック兄妹や、
(前者は札幌記念の勝ち馬、後者はフェアリーSの勝ち馬でエリザベス女王杯2着)
セントライト記念の勝ち馬クォークスター、交流重賞6勝のトーセンジョウオー、
豪州の短距離G1を2勝したブレイブスマッシュ。
ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ヴァーミリアンなども同牝系、
芝、ダートに関わらず活躍馬が多数出ているスカーレットインクの一族。
息の長い活躍が持ち味のファミリー、
現役のサヴァは3歳春に重賞連対、そして5、6歳時にリステッド優勝。
ドロップオブライトは父トーセンラーもグーフド牝系らしく成長力に優れた種牡馬。
(グーフドは大種牡馬リファールの母としても有名)
トーセンラー自身のG1初制覇は5歳秋、
トーセンラーの全弟スピルバーグのG1初制覇も5歳秋。
乗り替わりもプラス、幸は「中京短距離重賞の内枠」に強いジョッキー、
中京芝1200~1400M重賞で1~4枠だと17年以降(3-2-1-5)
勝率27%、連対率46%、3着内率55%、
単勝回収率395%、複勝回収率331%。
1番人気には1頭も騎乗していなかった中、
11戦中8戦で掲示板、内6戦で馬券圏内、ベタ買いでも大幅プラス。
17年高松宮記念では5番人気セイウンコウセイで3枠から優勝、
同馬とのコンビでは19年の高松宮記念でも2枠から12番人気2着。
21年ファルコンSでは1枠のルークズネストで単勝1倍台を撃破、
同年の葵Sではヨカヨカで1枠からハナ差2着。
22年シルクロードSでは8番人気タイセイアベニールで3枠から僅差の5着、
23年(昨年)のファルコンSでは4枠のタマモブラックタイで8番人気1着。
重賞ではないものの、昨年の淀短距離S(リステッド)では、
2枠のホープフルサインで9番人気1着。
またジョッキー時代は中京の鬼として知られた福永、
厩舎初の重賞制覇は中京が似合う。
10分後、20分後に一部ずつ発行。
(相手筆頭、穴馬や危険な人気馬について)