9／10のプレミアム予想〜重賞編〜
今週の「プレミアム予想〜重賞編〜」では、「京成杯オータムハンデ」「セントウルステークス」の予想をご紹介します。
《京成杯オータムハンデ》
『レース展開予想』
好枠を引いたマルターズアポジーが今回も逃げの手に出て、それをボンセルヴィーソが追いかけるスタートになるでしょう。さらにオールザゴーも先行争いに加わり、序盤から速い流れでレースは展開して行くでしょう。
人気のグランシルクは内目の枠に入ってしまったので、馬群を捌きやすい中団かやや前めにポジションを取るのではないでしょうか。ブラックスピネルはスタートに課題があるので、好発を決めれば先行して流れに乗るレースをするでしょう。外枠にも先行したい馬がおり、先行馬群が密集した体形でレースは進みそうです。
直線に向くまでに2番手以下の馬たちはマルターズアポジーを潰しに行きたい所ですが、後方に待機する馬を利するような早仕掛けにならないかがポイントになって来そうです。
直線ではマルターズアポジーがトップハンデを物ともせず押し切れるかがポイントになって来ます。グランシルクなどの待機組は先頭から離され過ぎない位置で直線を迎えたい所です。
『予想と見解』
◎グランシルク
重賞で再三に渡って好勝負を繰り広げてきましたが、今回は56kgとハンデに恵まれた印象を受けます。中京記念以降は関屋記念を使わず、このレースに備えたのも好印象です。直前の追い切りも良く動いており、状態はかなり良いと言えるでしょう。ただ、今回は若干内目の枠に入った印象なので、直線で上手く馬群を捌けるかが勝敗を分けるポイントになって来るでしょう。それでも大きく崩れることはまず無いと考え、本命にすることとしました。
○ミッキージョイ
以前は逃げ先行のレースで結果を残していましたが、最近は待機策から素晴らしい末脚を発揮する馬にモデルチェンジしました。今回は外枠を引いてしまったので、先行するにはやや厳しいかもしれません。ただ、中団くらいで折り合えればこれまで磨いてきた差し脚を炸裂させることは可能のはずです。入念に乗り込まれており久々でも態勢は整っているので、不利な外枠でも妙味ありと判断しました。
▲ウキヨノカゼ
後方に待機して直線勝負というのがスタイルで中山のマイルは適性が低そうに思えますが、今開催の中山は馬場造園課の作業により差しの決まりやすい状態にあります。レースの上がりが速くなると厳しいですが、マルターズアポジーがトップハンデということを考えると、上がりもそれなりにかかって来そうです。前に行った馬の脚が上がった所でこの馬の台頭に期待します。
△ダイワリベラル
中山のマイルは最も得意としているコースで、最内枠とこの馬には最高の枠を引き当てました。好走する時の馬体重が限られているので、530kg前半くらいで出られれば期待できるかもしれません。
△ブラックスピネル
実績はメンバートップクラスですが、大敗した安田記念以来のレースで強気には押せません。追い切りも休み明けを感じさせる動きだったので、ここを使った次走以降が勝負ではないでしょうか。ここは自力を発揮した場合に備えて押さえるくらいの評価です。
☆トーセンデューク
昨年の秋は東京コースで好勝負をして来ました。オープンに上がってからは上位争いに加われていませんが、自分の脚は常に使っています。前がかりになれば、この馬も上位争いに加わって来られるでしょう。
『買い目』
馬単マルチ:軸6 相手1.8.9.12.14
三連複軸2頭:軸6.14 相手1.8.9.12
単複:14
《セントウルステークス》
『レース展開予想』
大外枠に入ったフィドゥーシアが今回も先手を主張するでしょう。ただ、同じように先手を主張する馬が出て来れば、無理にハナを切るようなことはせず、番手に控える競馬をするでしょう。
ファインニードルは前回の反省から馬群を捌きやすい位置を取るでしょう。メラグラーナは内枠に入ってしまったので、ある程度先行してロスの無いレース運びをしそうです。ダンスディレクターはスタートを上手く切れるかがポイントで、好発を決めれば先行することになりそうです。
直線は早め抜け出しのフィドゥーシアにファインニードル以下が迫る展開になりますが、ここでフィドゥーシアが粘り腰を発揮できるかがポイントになって来るでしょう。
『予想と見解』
◎ファインニードル
前走は馬群を捌けず脚を余してしまいました。それを踏まえて、今回は先行集団に位置してロスの無いレース運びをするはずです。阪神コースは最も得意としており、同コースでは好時計での勝利も挙げています。フィドゥーシアを射程圏に入れながら直線を向くことが出来れば、初タイトル奪取も十分可能でしょう。
○フィドゥーシア
今年の春頃から素質を開花させ、前走のアイビスサマーダッシュでは重賞制覇まであと一歩の所まで迫りました。開幕週の馬場はフィドゥーシアには絶好の条件で、今回も好レースとなりそうです。ポイントは最後の坂でどれだけ粘り腰を発揮できるかです。
▲メラグラーナ
オーシャンステークスは豪快に差し切り勝ちを収めましたが、続く2戦は馬場や馬体重の変化に泣いてしまいました。強烈な差し脚が持ち味の馬で内枠は不利になりそうですが、とにかく中間の調整が順調で直前追い切りも迫力満点の動きでした。良馬場でスピードを削がれることも無いので、上手く立ち回ることを期待して、敢えて上位評価としました。
△アルティマブラッド
オープンに上がってからも好レースを見せていますが、絶好のレースだった前走で伸びきれなかったことを考えると、重賞ではワンパンチ足りないようです。ただ、追い切りの動きは素晴らしく出来は良い意味で平行線と言えます。そつなく回れる枠を生かして、馬券圏内の好走を期待します。
△ダンスディレクター
休養明けで、追い切りの動きも完調時には一歩足りない印象を受けます。ただ、出来一歩でも実戦で実力を発揮するタイプで軽視は出来ません。とにかくスタートが重要な馬なので、スタート次第で格好はつけてくれるかもしれません。
☆ラインミーティア
直線競馬を得意としていますが、1200mでも最後は自分の脚を使っています。後ろからのレースになるので展開に左右されやすいですが、上手くハマれば再び重賞でも好走できると思います。
『買い目』
馬単流し:軸7 相手2.3.6.13.14
以上が今週の「プレミアム予想〜重賞編〜」です。
皆様にとって最高の土日となることをお祈りしています。
