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香港騎手の評価
初来日となったティータン騎手が先週で騎乗を終え、
D.ホワイト騎手が14日まで騎乗し、間もなく香港ナンバー1ジョッキーの
モレイラ騎手が来日を予定しています。
さて、短期免許期間を終えたティータン騎手ですが、その成績は30戦2勝。
期待はずれだったとの声があがっていますが、ルメール騎手もデムーロ騎手も
初来日後の30戦では3勝ですから、それを思うとそもそも僅か30レースでティータン騎手を
評価するのは早計でしょう
期待はずれだったとの声があがるのは、香港リーディング3位の有望株といった
新聞報道がされていたから。
3位と言っても香港を主戦場とする騎手は20名ほど、
ティータン騎手の47勝は2位のパートン騎手80勝、1位のモレイラ騎手168勝とは
大きな開きがあった次第、リーディング3位といった点だけが
クローズアップされてしまったというのが要因
しかし香港リーディング3位は紛れもない事実であり、立派な成績なのですから、
ティータン騎手には日本に来れるのではないかと考えたいですね
ノーザンのサンソヴールで勝利 Rリヴィエールでは4着ですから
見限れないところ
ホワイト騎手。短期免許での来日は今回が4度目で、
他のジョッキーシリーズ等の騎乗を加えると、日本で300戦以上のレースを経験しているベテラン。
香港ではここ3シーズンこそ、モレイラ騎手、パートン騎手が台頭したこともあって
3位、3位、7位の成績に終わっていますが、
2012/2013シーズンまで13シーズン連続でリーディングに輝いた名手です。
ただ短期免許での来日は6年ぶりであり、また香港でも最近、モレイラ騎手、パートン騎手の影に
隠れる存在となっているからなのか、今回の来日に際してもむしろティータン騎手の方が
大きく新聞などでは取り上げられていました。
ですがホワイト騎手も3週の騎乗を終えて、まだ3勝しかあげてはいないものの、
その3勝をあげた際の人気は4番人気、8番人気、6番人気。
元々、今回29回の騎乗で1番人気に1度もなっていないのですから、
残り2週においても積極的にホワイト騎手を狙うのもありでは?と思っています。
そのホワイト騎手、今回は身元引受調教師が池江調教師ということもあって、
残り2週も先週と同じく小倉での騎乗になるのではないかと思います、
その小倉での成績はこれまで以下のとおり。
小倉(芝)20戦3勝、2着5回、3着5回で複勝率は65.0%。
小倉(ダ)11戦4勝、2着1回、3着1回で複勝率54.5%。
芝は3回に2回、ダートは2回に1回は3着内といった成績、
騎乗数は少ないにしてもホワイト騎手は小倉が得意というより小回り得意と言っても良いと思います。
また小倉で1番人気となったことが過去に8回ありますが、
5勝、2着1回、3着2回ですから複勝率は100%。
他競馬場を含めた日本での1番人気のトータルの成績も複勝率76.4%といった数字を残しています。
ちなみに、ホワイト騎手の1番人気における複勝率76.4%は、
2013年以降に来日経験のある外国人騎手のうち、
1番人気での騎乗が50回以上ある騎手の中でTOPの数字。
ホワイト騎手(76.4%)
ムーア騎手(71.4%)
C.デムーロ騎手(67.8%)
ウィリアムズ騎手(59.4%)
バルジュー騎手(59.3%)
F.ベリー騎手(58.9%)
リスポリ騎手(56.7%)
そういった意味でも残り2週となりますが、ホワイト騎手に関しては1番人気になった際は
もちろんのこと、人気薄での騎乗においても大いに注目するべき価値があると言えるでしょう。