スレッド > 2歳勝ち上がり診断
ソシアルクラブ(牝)
10月9日 京都3R
メイクデビュー京都 芝1600m
時計:1:36.9(良)
騎手:岩田康誠
厩舎:池添学
父:キングカメハメハ
母:ブエナビスタ(母父:スペシャルウィーク)
主な兄弟馬:コロナシオン
馬主:(有) サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
【レース回顧】
ゲートの出が悪く、序盤は中団のやや後方を追走。
道中はなだめられながらの追走になったが、折り合いを欠くような場面はなかった。
内回りコースの3コーナーに差しかかった辺りから徐々にペースが上がり始め、
この馬自身も前との差を詰めにかかったが、サトノルーリーに蓋をされていたため、
外には持ち出せず。結局、窮屈なポジションのまま4コーナーを回ることになり、
直線に入ってからも進路を外に切り替えるロスがあったため、
追い出すことができたのは残り300mを過ぎてからだったが、
そこから強烈な末脚を繰り出して、ゴール寸前で2着馬を捉えた。
勝ちタイム1:36.9、レースの上がり3ハロン35.1秒というのは特段強調できるものではないが、
本馬に関しては前述のようなロスがあった中で上がり34.4秒というタイムをマーク。
特に残り200mを切った時点で先頭まで6馬身近い差があったことを考えると、
そこからの脚は驚異的だったとN氏。
全姉コロナシオンはデビュー戦を勝って以降、伸び悩んでいるが、
本馬は姉が届かなかったクラシック出走も夢ではなさそう。
距離はもう少し伸びても問題なさそうだが、2戦目以降テンションが高くならないかは心配。
管理する池添学調教師は、9日の開催が終了した時点で中央20勝を挙げており、
調教師リーディングでは関西24位。これまでのキャリアハイは2015年に記録した23勝だったが、
今年はその記録を大きく更新しそうである。
調教師免許取得が2014年と関西の中でも特に若手の調教師だが、
開業直後からノーザンファームのバックアップを受けており、多くの良血馬を手掛ける。
今後、成績はさらに向上していくはずだ。
騎手の起用については、直近1年の成績を見ると30鞍に騎乗している松山騎手が最も多く、
今回ソシアルクラブに騎乗した岩田騎手は、これが2016年5月以来の騎乗。
過去を振り返ってみても開業以来延べ10鞍(2勝)しか騎乗しておらず、
関係性の強い厩舎とは言い難い。
本馬に関しては、母の主戦を晩年務めていたこともあってなのか、
調教の段階から騎乗していて、こうした経緯もあってデビュー戦の鞍上を任されたと考えられるが、
今後はいつ乗り替わりがあっても不思議ではなさそうとN氏。