スレッド > 2歳勝利診断
スーパーフェザー(牡)
10月28日 京都5R
メイクデビュー京都 芝1800m
時計:1:50.6(稍重)
騎手:M.デムーロ
厩舎:友道康夫(栗東)
【プロフィール】
父:ディープインパクト
母:オーサムフェザー(母父:Awesome of Course)
馬主:(株)KTレーシング
生産:ノーザンファーム
【レース回顧】
五分のスタートから馬なりで中団へ。道中は先行した8頭の直後、3列目の外で脚を溜めた。
3コーナーの下りに入ったところで早くも鞍上の手が動き始めたため、
余力がないように見えたが、直線に入って大外へ持ちだされると一気に加速。
あっという間に前を捉えて先頭に立つと、最後は手綱を緩めたために2着馬に詰め寄られたが、
余裕十分といった感じでゴール。
勝ちタイムは1:50.6。上がりも36.7秒と稍重のコンディションとしては時計を要したが、
その後、芝のコンディションが重に変更されているように、稍重の中でも悪い状態
そのような条件下で次位にコンマ4秒差をつける最速の上がりをマーク。
外を回ったことや余力がありそうな内容だったことを考えると、時計を詰めることもできたはずで、
まだまだ奥がありそう。
距離は血統面などを考慮すると2000m前後がベストとR氏。
サトノソルタス(牡)
10月29日 東京5R
メイクデビュー東京 芝1800m
時計:1:58.3(不良)
騎手:M.デムーロ
厩舎:堀宣行(美浦)
【プロフィール】
父:ディープインパクト
母:アイランドファッション(母父:Petionville)
主な兄弟馬:オーシャンドライブ、パシフィックギャル
馬主:(株)サトミホースカンパニー
生産:ノーザンファーム
【レース回顧】
好スタートから一旦は先頭に立つ場面があったが、内のワークジュニアを行かせて2番手へ。
若干力んで走っているようにも見えたが、向こう正面に入ると落ち着き、
1馬身半ほどの差を保って4コーナーに。
一度は4番手までポジションを落としたものの、残り600m付近から追い出しにかかると
盛り返して先頭グループに加わり、直線ではやや窮屈なシーンがありながらも
しっかりと伸びて、内から抜け出した2着馬をゴール寸前で捉えた。
勝ちタイム1:58.3は、同じ不良馬場で行われた東京芝1800mの新馬戦としては
1980年以降、最も遅いもの。2番目に遅いものでも1:56.2なのだから、
いかにコンディションが悪かったかが分かる。
上がりは馬場状態を考えると速くなったものの、36秒を切った馬はおらず、
最速タイムは2着のダークナイトムーンがマークした36.0秒。
本馬は上がり36.4というタイムだったが、直線でゴチャつくなどもあったことから、
スムーズならもう少し速い脚を使えていたと思われるとT氏。
このような馬場だっただけに持ち味をフルに発揮できたとは言えないだろうが、
そんな中で勝ち切ったことは大きい。次回は良馬場での走りを見てみたいところ。
母アイランドファッションは現役時代にアメリカで30戦6勝。
日本ではこれまで、本馬を含めて5頭の産駒を送り出しているが、
4番仔にあたるパシフィックギャルがフラワーCやアルテミスSで2着に入った以外、
目立った活躍馬は出ていない。本馬は母にとって2頭目のディープインパクト産駒で、
2015年のセレクトセール当歳において8800万円の値が付いた。
全兄は5戦未勝利という結果に終わったが、血統背景を考えれば十分に大物に
育つ可能性はあるところ。