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スレッド > 2歳勝ち上がり馬診断

レッドアネモス(牝)

8月25日 新潟5R
メイクデビュー新潟 芝1600m 

時計:1:36.8(良)
騎手:森泰斗
厩舎:友道康夫(栗東)

【プロフィール】
父:ヴィクトワールピサ
母:マチカネハヤテ(母父:サクラバクシンオー)
主な兄弟馬:レッドアライヴ、ウォーターピオニーほか
馬主:(株)東京ホースレーシング
生産:社台ファーム

【回顧】
 加速が良く2番手へ。道中では、鞍上が手綱を抑えるシーンがあったものの、
口を割るような場面は見られず、逃げ馬の1馬身後方の位置をキープしたまま4コーナー
直線に入ると馬なりのまま前へ並びかけ、残り400m付近で追い出されると一気に先頭に立ち、
内ラチ沿いへ。最後は外から2着馬などが迫ってきたが、半馬身差でこれを凌いだ。

勝ちタイムは1:36.8。この条件で行われる新馬戦としては標準的なタイム。
新馬戦ということに加えて、直線の長い新潟の外回りコースを舞台にしたレース
ということで上がりの勝負になり、上がり3ハロンのタイムも34.3と速くなったが、
今開催の前半に行われた同条件の新馬に比べると時計や上がりは要している。
微妙なペースの違いや、開催が後半に差しかかったことによる馬場の悪化といった
要因も考えられるが、内容自体にインパクトを感じなかったことを考えると、
レベルそのものに疑問が残る。ただし、本馬は上がり勝負が得意なタイプではなさそうで、
この先、持久力勝負となったときに真価を見せる可能性があるとN氏。


【血統】
2007年の天皇賞・秋で2着になったアグネスアークを半兄に持つ母マチカネハヤテは、
現役時代に19戦5勝。オープンクラスでは苦戦を強いられたが、
準オープンを2勝するなど短距離路線で活躍した。
繁殖入りしてからは、これまでに本馬も含めて6頭の産駒がデビューしているが、
重賞を制した馬はおらず、現3勝のウォーターピオニー(父ヴィクトワールピサ)が稼ぎ頭になっている。
本馬はそのウォーターピオニーの全妹。
母の父にサクラバクシンオーがいる活躍馬は少なくないが、
その代表格とも言えるキタサンブラックがサンデーサイレンス系のブラックタイドの産駒であることを
考えると、ヴィクトワールピサとの相性も悪くはないだろう。
実際、数少ない配合例の中から、昨年の東スポ杯2歳Sで3着になったシャルルマーニュが
出ていることを考えると、大物が登場しても不思議ではない。
距離適性に関しては、母や兄弟が短距離で活躍した馬が多いこと、
気性面などを考慮するとマイル以下が主戦場になりそうだと。



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