< 2024年11月 > | ||||||
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9/12、自民党総裁選が告示され、NHKで党本部での立会演説会が中継され、夜に報ステで討論会が行われた。生放送のスタジオに9人の候補者が並んだ。自民党総裁選の電波ジャックが本番に突入し、以降、マスコミが伝える話題と関心がそれ一色に染まっている。1か月半後の総選挙で自民党が勝つため、自民党に勝たせるため、マスコミが総力を挙げて宣伝ショーを盛り上げ、国民の意識をそれ一色に漬け込んでいる。仮に1か月半後に衆院選があるとして、当然、その争点は「自民党の裏金問題」であり、国民の批判を浴びた自民党が厳しい審判を受ける選挙であるはずだ。であるなら、テレビの関係者は、そうした設定で総裁選報道の番組を組むべきだろう。この半年間、候補9人が裏金問題で何を言ったか、証拠映像を示して検証し、国民からの追及と批判を代弁しないといけない。
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バックナンバー 2024年09月分 会員登録する岸田文雄が先月 8/14 に首相退任の発表をした後、そこから約4週間、マスコミでは延々と自民党総裁選レースの報道が続いている。NHKの7時のニュースとNW9は皆勤賞でこの話題を流していて、自民党総裁選のCMを放送し続けている。朝と昼の民放のワイドショーも同じだ。いつもの、自民党総裁の顔を変えて、マスコミが宣伝して世論を煽り立て、解散総選挙で自民党党勝利に誘導するという、マスコミ主催の日本の政治の祭りが到来し進行している。総選挙の前の前座レースとして総裁選ショーを盛り上げ、自民党の人気を高め、自民党と支持者を活気づかせ、自民党主導の態勢で総選挙をやらせて勝たせる思惑だ。今回は、小泉進次郎を新総裁に据える狙いでマスコミが結束している。12年前の、自民党が政権に復活した、第2次安倍政権誕生の前の9月の総裁選の空気と似ている。
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バックナンバー 2024年09月分 会員登録する8月26日午前、中国軍のY9情報収集機が長崎県男女群島沖に飛来、日本の領空に侵入し、初めて領空侵犯が確認された。空自の戦闘機がスクランブル発進し、無線で警告を行ったものの、男女群島沖の日本領空内で2分間飛行を続け、その後も周囲を1時間半余り旋回した後、中国の基地に帰還した。重大な主権侵害であり、乱暴な軍事的挑発である。事件後の一週間(8/26 - 9/1)、世間とマスコミの関心は台風10号の経過と被害に集中し、次いで兵庫県知事の騒動が注目されて時間が流れた。三番目は自民党総裁選の政局情報、四番目は米大統領選のアップデートという順番で報道番組が構成され、中国軍機による初の領空侵犯は大きな問題として取り扱われなかった。続報もなく、予想された中国叩きのプロパガンダの洪水もなかった。報道1930もプライムニュースも特集していない。
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バックナンバー 2024年09月分 会員登録する台湾有事について、左派・護憲派の内部であまりに危機感が薄い問題を前回指摘した。左派・護憲派に、中国との戦争が間もなく始まるという認識がない。それは右派と自民党政権が撒いている大袈裟な吹き込みと煽りであり、真の狙いは9条改憲と軍備拡張であって、その政治を正当化するための世論工作の脅し材料に過ぎない、という意識が支配的だ。日米同盟と中国との間で本格的な戦争が勃発する、自衛隊が交戦する、しかも2、3年後に始まるというリアルな感覚と想像力が全くない。多くの左派・護憲派は台湾有事をフェイクだと観念し、虚構の言説だと決め込んでいて、そんな妄論に騙されてはいけないという姿勢で凝り固まっている。私のような無名の素浪人が、自分を目立たせたい思惑で、根拠のない陰謀論を騒いでいるんだろうと黙殺している。なので、台湾有事の危機は左翼界隈で等閑されたままだ。
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バックナンバー 2024年08月分 会員登録する終戦の日の式典で天皇がこう言っている。
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