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・現在、コメントにつきましては、エキサイト版の方で受け付けております。ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。Twitterでの情報発信も続けておりますので、どうぞご利用下さい。
日本被団協がノーベル平和賞を受賞 - ノーベル委員会とマスコミと日本国民の欺瞞
2024-10-17 16:15:00
テーマ: 未設定

10月11日午後6時、今年のノーベル平和賞が日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)に授与されることが発表され、週末はこのニュースでテレビ報道が埋まった。特に事前の予告や地均しもなく、突然の発表だった。マスコミやネットでは祝福の声が溢れ、核廃絶を渾身で訴えて粘り強く運動してきた高齢の被爆者への慰労と敬服の言葉が溢れている。が、私の受け止めは世間の空気と少し異なり、率直に「遅きに失した。もっと早く受賞してよかった」と述べた長崎市長の鈴木史朗の所感と同じだ。今ごろ授賞なのかと空しく不満に思う。尊敬する、心から尊敬する長崎の谷口稜曄は7年前の2017年に死んだ。広島の坪井直も3年前の2021年に死んだ。何でノーベル平和賞委員会は二人が存命中に賞を与えなかったのか。二人の歓びの声を聞きたかった。その声を聞いて感動したかった。日本中が感動の涙に包まれる空間に接したかったと思う。


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政界再編含みの裏金解散総選挙 ー 選挙をするたびに政治は悪くなり国民は不幸に
2024-10-11 16:39:00
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10/1 に石破政権が成立し、10/9 に衆議院を解散した。野党の選挙協力態勢が整わない間に、総裁選で「選挙の顔」の看板を挿げ替え、マスコミを使って宣伝を撒き散らし、電光石火で解散して現有議席を維持しようという、いつもの自民党の選挙戦略が、予定どおり目論見どおりに今回も目の前で繰り返された。8/14 に岸田文雄が退任表明し、総裁選が事実上始まって以降、ずっと永田町のニュースで社会全体が漬け込まれ、後藤謙次や田崎史郎や久江雅彦や中北浩爾や山口二郎がテレビに出ずっぱりで、無意味で低俗な政局漫談を流してギャラを荒稼ぎしている。気分が悪い。これまで何度、衆議院の解散の場面を見てきたことだろう。30年前に小選挙区制に変わって以降、選挙をするたびに政治は悪くなって行った。国民生活も社会制度も外交も、選挙のたびに悪くなり、悪い方へ悪い方へ変わって行った。


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自民党総裁選のドラマと極右の高揚感 - 票を動かした日本会議とアメリカの権力
2024-10-01 14:07:00
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自民党総裁選の投開票が 9/27 に行われ、石破茂が大逆転で勝利して選出された。一回目の投票で、高市早苗(党員票109:議員票72)がトップに立ち、石破茂(党員票108:議員票46)が2位となり、二人で決選投票となった。小泉進次郎(党員票61:議員票75)は3位と落伍し、この時点で敗退が決まった。決選投票の結果は、石破茂215票(議員189:地方26)、高市早苗194票(議員173:地方31)となり、石破茂が逆転のドラマで勝負を制した。まさかの展開であり、テレビに釘づけとなった当日午後2時から午後3時15分の刻一刻を思い出して興奮がよみがえる。スリリングな政治だった。決選投票を石破茂が制し得た理由は、多くの自民党議員が高市早苗を不安視し忌避した点が挙げられる。ルール違反のリーフレット配布も敗因の一つであり、同僚議員たちが高市早苗の資質に疑問符をつけていた内実を見落とせない。


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立憲民主党代表選の結果 - リベラル野党をやめて保守野党へ、維新と同じ第二自民党へ
2024-09-26 16:29:00
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立憲民主党の代表選が 9/23に行われ、事前の予想どおり、野田佳彦が枝野幸男との決戦投票を制して選出された。9/24 に党役員人事が発表され、幹事長に小川淳也、政調会長に重徳和彦、国対委員長に笠浩史が起用された。小川淳也は、元総務官僚で消費税25%の提唱者。重徳和彦は維新から政治家のキャリアを始めた右翼で、昨年末に不同意わいせつ容疑で被害届を出された不祥事男。笠浩史は日本会議の設立10周年に祝賀状を送っている党内最右翼だ。まさに錚々たる猛毒の顔ぶれであり、野田佳彦が今後何をするのかをよく示唆している。維新と自民に対して、そして国民に対してのメッセージが赤裸々だ。マーケティングの碩学だった村田昭治は、「人事こそ最大の戦略である」と言っていたが、この極端で過激なタカ派人事の内容に、野田佳彦の本性と政治戦略が凝縮されていて分かりやすい。


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第3極左派のチャレンジが必要だ - 韓国やドイツの政治のように
2024-09-21 15:38:00
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立憲民主党の代表選の政策論議を聞いて分かったのは、自民党との対立軸を構成していた重要政策の柱を、全面的に撤回したり後退させたりしていて、自民党との政策の違いをなくしている事実だ。(1) 安保法制、(2) 消費税、(3) 原発、特にこの3本柱は、17年の枝野新党以前から、この党が自民党との立場の相違と優位性を強調し、国民に支持を訴えてきた根本的な争点だった。(1)´ 集団的自衛権行使を認めた安保法制は違憲なので廃止する、(2)´ 消費税は5%に引き下げる、(3)´ 原発再稼働を認めず原発ゼロを目指す。そう公約してきた。そしてこの3本柱をベースにして、中身はどうあれ衆参の諸選挙で日本共産党と「野党共闘」の形式を組み、選挙区の候補者が共産党票の支援を受けてきた。ところが、今回はその対立軸が完全に白紙化され、蒸発してしまっている。基本政策は自民党と互換になってしまった。

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