脱!!恐怖症プログラム
第1章 はじめに・・・
人間は誰でも何かしらのコンプレックスを持っています。
勉強ができない、運動神経が鈍い、スタイルが悪いなど、典型的なコンプレックスから、人とうまく話しができない、つまらない人間だと思われている、人前でうまく笑顔が作れない・・・というような抽象的なコンプレックスまで、実にさまざまです。
そのコンプレックスがエスカレートして怪物化した時、それは「恐怖症」と名を変えます。
その「恐怖症」を放置しておくと貴重な人生の時間を大きく無駄にしたり、人生が楽しいと思えなくなる・・という結果に陥ってしまいます。
人生は、長く生きる事も大事ですが、何の不安もなく、幸せに有意義な時間を生きる事のほうがどれだけ貴重かは誰でもわかる事でしょう。
しかし「恐怖症」という怪物に心や身体を脅かされた時に、ある人は医者に頼り、ある人はなすすべもなく立ちすくんでしまいます。
医者に頼った人間も薬を処方され、飲まされて、いずれ薬漬けの人生を送りやはり絶望という悪魔の餌食になってしまいます。
そんな「恐怖症」という怪物を倒し「絶望」という悪魔から逃れる方法はないのでしょうか?
実は、その方法は大昔から存在するのです。
しかし今までは、それが特殊な技法として一部の人間が独占していた種類のものであったため、世の中に広まってこなかっただけなのです。
その独占されていた特殊技法の中で特に有効な方法に「サイコセラピー」とか「ヒプノセラピー」と呼ばれるものがありました。
日本では「催眠療法」と呼ばれるものです。