背徳の時間
第1章 1章 夕暮れの時間
夕食の支度を始めるまでの 少しの時間
そして 彼にお迎えが くるまでの 時間
2時間ちょっと ぐらいだけど
自宅の マンションの 一室は
二人だけに 許された 背徳と 官能の 時間だ
*
細い縄で キリキリと 肌に引かれ
私の 緩んだ 肉に 喰いこんでいく
リビングの 中央に 立たされた 私は
黒いシルクの パンティー一枚で
両手は 後ろ手に 重ねて
ゆっくりと 私の身体を 廻りながら
丹念に 縛り上げていく
ボディを 絡まる 幾何学模様
乳房を 絞り上げるように
お臍から 股をくぐり お尻の割れ目を
容赦なく 引き絞る
準備ができたよ とでもいうように
眼鏡を かけた 小学生の 彼が
にこり としながら 私を見上げる
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