外せない視線
第1章 【直】前半
コンビニでジュースを買ってお店を出ると
店員さんが追いかけてきた。
男)すみません!待ってください!
◇)え??
男)あの…俺…
いつも気になってて…
好きなんです!!
◇)えっ!!
男)もし良かったら…
付き合ってもらえませんか?
◇)えっ…////
わ、わ、どうしよう///
◇)あの…ごめんなさい。
男)え…?
◇)私…彼氏がいるんです。
男)あ…
◇)…。
男)そうなんですか…。
◇)はい…。
男)…。
◇)でも…気持ちはすごく嬉しいです。
ありがとうございます//
男)…。
◇)それじゃあ…ごめんなさい。
失礼します。
そのまま頭を下げて角を曲がると
直ちゃんにバッタリ会った。
◇)わっ!!
直)…。
◇)直ちゃん…どうしたの?
直)何が?
◇)ジュース買ったよ?
直)うん。
◇)??
直)迎えに来た。
◇)えっ///
家すぐそこなのに…
◇)私に早く会いたかったってことー?
直)はぁ?
◇)えへへ//
直)…。
私は嬉しくて直ちゃんの腕にくっついた。
直ちゃんは…
なんか不機嫌そうな顔してる…?
◇)直ちゃん…?
直)んー。
◇)好き//
直)知ってるし。
◇)えへへ//
それから直ちゃんの家に着いて
私が洗面所で手を洗ってると
直ちゃんが後ろからぎゅってしてきた。
◇)どうしたの?//
直)はー?別にー。
◇)……//
それからリビングに行くと
直ちゃんの好きな漫画の新刊が
テーブルに置いてあった。
◇)あ、これもう読んだのー?♪
直)まだ。
◇)あ、そうなんだ…。
じゃあ…
また漫画読んで相手にしてもらえないかも…。
寂しいな…。
そのまま私がキッチンで
飲み物を用意してると
直ちゃんが隣に来た。
◇)??
直)氷いる?
◇)ううん。
直)そ。
いつもならソファーで待ってるのに…
どうしたんだろ…
てゆーか直ちゃんが
漫画の新刊を前にして
読まないなんて!!
なにごと??
私が直ちゃんをじっと見つめると
後頭部をおさえて
おでこにチュッてされた。
◇)〜〜〜/////
直)なんか観るー?
しれっとソファーに戻る直ちゃん。
もう!何なのー?!///
ソファーに座った直ちゃんの前に座ると
後ろから抱き上げられて
ぎゅってされた。
◇)な、直ちゃん??///
直)んーー?
◇)今日…なんか変っ//
直)なにがー?
◇)何がって…//
いつも私が甘えても
全然相手にしてくれないのに…
◇)映画…観るんでしょ?
直)うん…。
◇)……//
直ちゃんが後ろからぎゅってしたまま
離してくれない//
直)お前さ…
◇)え?
直)俺以外の奴に…
好きとか言われて嬉しいの?
◇)え???
直)…。
え!!!
もしかして…
さっきの…直ちゃん見てたの!??
◇)えっと…
直)嬉しいの?
◇)うん。
直)は?なんで?
◇)え…だって…
好きになってもらったら嬉しくない?
直)……。
直ちゃんの腕の力が強まった。
◇)でも…好きなのは直ちゃんだけだよ?
直)……。
顔が見えないから
直ちゃんの腕をほどいて振り向くと
直ちゃんがすごく拗ねた顔をしてた。
何これ!!////
え、え、ヤキモチ?!!
どうしよう…可愛すぎてキュンとする////
◇)直ちゃん…
直)…。
◇)直ちゃ…
直)うるさい。
ぎゅっ。
◇)え…///
直)お前は黙って
俺だけ見てろよっ
◇)……///
どうしよう…っ
こんな直ちゃん初めてかも…
キュンキュンが止まらないよぉ///
◇)直ちゃんだけ見てるよ?
直)…。
◇)chu///
直)……//
◇)えへへ///
直ちゃんがなんだか可愛くて
思わず何度もキスをした。
するといきなり抱き上げられて
ベッドに連れて行かれた。
◇)わっ///
ドサッ
◇)直ちゃん…//
何も言わずにTシャツを脱ぐ直ちゃん。
目が…
もうスイッチ入ってる///
◇)直ちゃん…あっ//
んっ…んん…っ///
上に跨がり私の口を塞ぐ直ちゃん。
◇)っはぁ…、直ちゃん…
映画…は?
直)いらない。
◇)…漫画は?
直)いらない。
◇)……//
直)今欲しいのはお前。
◇)えっ///
…あ、んんっっ…//
とろけるようなキスの嵐に
抵抗もできない…
右手で私の髪をかき分けながら
左手は服の中に入ってきた。
◇)あっ…//…やぁ//
直)俺の顔見ろ。
◇)え…?
横を向いた私の顔を
強引に自分に戻す直ちゃん。
◇)ど…して?
直)俺だけ見てろって言ったろ。
◇)え…?…あっ//…やぁっ//
胸の突起を摘まれ
優しく転がされる…
◇)や、…あっ…//
その快感に目を閉じると
あごをクイッと持たれた。
直)俺の顔見ろって。
◇)えっ…//
直)ほら。
◇)あ…、やっ…、んん//
直ちゃんが私の顔を真っ直ぐ見てくる…//
感じてる顔…見られるの恥ずかしいよぉ…
◇)やだ…っ//そんな見ないで…
あ、あっ…、やん///
直)こっち。
何度も顔を直ちゃんの方に戻される。
視線を外すことは許されなくて…
身体への快感も止まらなくて…
この人が…今私をこんなに気持ち良くしてるんだって…
脳にまで刻み込まれるみたい…
直)イイ顔…w
◇)……///
直)そのまま俺のこと見てろよ?
◇)え…っ、…あっ!!////
直ちゃんの指がパンツの上をなぞってきた。
◇)やっ…//
直)湿ってる…
◇)や…だっ///
直)嫌じゃないから濡れてんだろ?w
◇)…っ//
直)触って…ほしい?
◇)〜〜〜///
私が小さく頷くと
パンツの上からツンとつつかれた。
◇)あんっ//
直)ちゃんと言えってw
◇)…触って?//…ください//
直)ここ?
◇)あぁぁんっ///
直)こうしてほしいの?
◇)やぁっ、ぁぁ///
くちゅくちゅくちゅっ…
◇)ふぁ…ぁぁっ、んっ//
1