酔っ払い
第1章 【臣】酔いしれる夜
臣)なぁ♡
今日さ、飲みに行こ?
❀)えっ…///
臣)二人で…♪
❀)……はい…///
どうしよう…
登坂さんから急なお誘い。
臣)じゃあ夜な♡
❀)はいっ///
登坂さんはニコッと笑っていなくなった。
どうしよう!!!
ずっと憧れてた登坂さんから
まさかのお誘い!!
何事?!
一体何が起きてるの!?
どうしよう!
わけがわからないまま
とりあえずトイレにかけこむと
あたしの顔は真っ赤っかで…///
❀)…どう…しよう…///
だってあの登坂さんが…!
あんなにっこり笑って
「飲みに行こう」って…!!!!!
❀)はっ!!
あたし…今日っ、下着…!!
あ、良かった、ちゃんと可愛いやつだ。
…って、あたし何の心配?!!
バカバカバカ!!///
もう気が気じゃないまま…
約束の時間が来て…
あたしは今、登坂さんと
ホテルのバーで飲んでる。
❀)////
臣)❀❀ちゃんって…
おとなしいんだねーw
❀)////
どうしよう!
何も喋れません!!
その美しい顔をこっちに向けないで!///
臣)なぁ、聞いてる…?
つんっ
❀)ひょぅぁぁっっ///
臣)くくっw 何その声w
❀)////
だって…
いきなりほっぺつついてくるんだもん///
臣)❀❀ちゃんさぁ…
❀)……はい//
臣)酒、強いの?
❀)…あまり…//
臣)ふーーん♪
❀)……
その「ふーん」は…一体…
つまらない女だとか
思われちゃったかな?
❀)登坂さんは…っ
すごく強いんですね?//
臣)いや〜?そうでもないよー?
❀)えっ…
だってさっきから
ガンガン飲んでるし…
臣)なぁ…こっち向けって…
❀)えっ…
臣)さっきから…俯いてばっか…
❀)……///
だって…恥ずかしくて直視できないんだもん//
おそるおそる左を振り向けば…
臣)ふっ…かーわい♡
❀)////
や、やっぱり酔ってらっしゃる!!!
か、か、可愛いなんて
こんなあたしに…っ!!!
❀)大丈夫…ですか?//
臣)なにがぁ?
❀)…もうそろそろ…
臣)んー?
❀)……
臣)そろそろ部屋に行きたいって?w
❀)えっ!!!
臣)ニヤニヤ
❀)え、え、部屋って…///
臣)冗談だっつーの、ばーかw
コツン。
❀)////
そーゆー冗談通じないんでやめてください!!
もう〜〜〜///
でも一瞬…
登坂さんとならいいって…思っちゃった……
臣)ほんとお前…可愛いな♡
❀)!!!
臣)ん……
❀)…っ///
登坂さんが…!!
あたしの髪を…撫でてる!!!!
❀)や、やめて…くださいっ///
また顔が熱くなる……
臣)やだ…触りたいもん…
❀)…っ
やだって…そんな…子供みたいに…
臣)サラサラ…
❀)////
この人は
あたしをこんなにキュンとさせて…
このまま殺す気だろうか…
❀)も…っ、やっ……
登坂さんの手を優しく払うと
綺麗な顔がまたニヤッと笑った。
臣)なーに、今の…(ニヤニヤ)
❀)えっ…
臣)なんかやらしい声出して
俺のこと誘惑してきた〜〜w
❀)なっ!!出してません!!///
いきなり何言うのこの人!!///
臣)出したじゃん、可愛い声♡
❀)…っ
臣)もっかい聞きたいな〜〜w
❀)////
そう言って登坂さんが
またあたしの頭を撫でてくる。
❀)や、だめ…です…っ//
臣)ほら……
❀)……え?
臣)その声……
❀)え、…やっ…//
臣)ほら、ちょ、たまんねぇ///
❀)…っ///
登坂さんがあたしの頭をこつんと自分に寄せて
耳にそっとキスをした。
chu…
❀)////
臣)なぁ、誘ったのお前だよ?
❀)えっ…
臣)部屋…行こ?
❀)////
これはっ…本当のお誘いですか?!
どどどどうしよう!!!!
❀)だだだだめですっ///
臣)やーだ。
❀)やだって…そんな…//
臣)行こ?♡
❀)////
そんな可愛くお願いされても…
臣)んーーー♡
chu♡
❀)こここんな所でやめてくださいっ///
また耳にキスされた。
臣)だから部屋行こうって言ってんじゃん。
❀)…っ
臣)じゃないと…
こんな所なのに…色んなこと…するよ?
❀)えっ…
さわ…っ
❀)ひゃっっ///
臣)くくっ…ww
登坂さんの手が
あたしの太ももの隙間に入ってきた。
❀)(何するんですかっ!///)
臣)だから早く…上、行こ?♡
❀)〜〜〜///
流されちゃ…ダメだよね…
だってあたし…
ずっと憧れてて
ずっと好きだったんだよ?
こんな酔った勢いで
エッチなんかしちゃったら…
登坂さんは一回限りのつもりでも
あたしは絶対もっと好きになっちゃうもん…
そんなの…絶対苦しい……
❀)ダメ…です……
臣)……
❀)……
臣)はぁ……
ため息をついた登坂さんの手は
自分の膝に戻っていった。
臣)そんなに俺のこと…嫌い?
❀)はっ?!
なんでそうなるの!??
臣)泣きそう……
❀)えっ!うそ…っっ
臣)…っ
❀)嫌いなんかじゃ…ないですっ!//
臣)……
むしろ…大好きなんです!!!!
なんて…言えないけど…
❀)登坂さんは…すごく優しいし
いつも周りを見てて
あたしなんかのことも
気にかけてくれるし…っ
本当にカッコよくて男らしくて…
尊敬してるんです!!!!
臣)…っ
❀)……
臣)ちょ、照れるからやめて…///
❀)えっ…
臣)ごめん、冗談w
❀)…っ
恥ずかしい…///
臣)……//
❀)……//
登坂さんは…
何が冗談で何が本気なのか…わかんないよ…
臣)それって…
❀)え…?
臣)あ、さっきの…
❀)……
臣)……
❀)……
臣)それだけ聞いたら…
俺のこと「好き」って言ってるように
聞こえる……
❀)!!!
そそそそんなバレバレだった?!あたし!!
臣)俺のこと…勘違いさせて…どうすんの?
❀)えっ…
臣)悪い女…w
❀)////
そんな風に笑って…見つめないで…
臣)ああ…やべ…
❀)え…っ?
臣)気持ち悪くなってきた…
❀)ええっ!!
臣)うっ…
❀)ちょっと、登坂さん?!
口に手を当てながら
あたしに寄りかかってきた。
❀)大丈夫ですか?!
臣)横にならないと…無理かも…
❀)えっ…どうしよう…
周りを見渡しても
横になれそうなとこなんて…
臣)ごめん…部屋まで…
連れてって…くんない…?
❀)えっ、部屋?
臣)上の……
❀)わかりました!つかまってください!!
あたしは登坂さんの腕を自分の肩に回して
言われた部屋まで連れていった。
ガチャッ
❀)ここで大丈夫ですか?
臣)うん…ベッド…まで……
❀)わかりました!!
登坂さんをベッドまで運ぶと…
どさッッ
❀)………え?
ベッドに寝かされたのはあたしで…
そんなあたしに跨って
ニヤッと笑う登坂さん。
臣)ありがと♡
❀)えっ……
臣)おかげで元気になったー♡
❀)えっ……
臣)元気になったから…エッチしよ?♡
❀)えええええっっ!!!
どどどどどういうこと?!!
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