PC売り場の誘殺3(思い出編)4
第5章 PC5・オスプレイ飛び舞う海で日本の女子を吟味する悪人2人
今日はやけにオスプレイが空を飛んでる気がすると、アメリカ人の男が隣の日本人の男につぶやく。
「あれはデモスト。安全であると、ハワイにやってくる日本人にアピールするんだって。そうやって沖縄を追い詰めるらしい。ま、俺はハワイが好きだからどうでもいいんだけどな」
日本人の男、早川秀樹。21歳。アメリカ人の男、ブッシュ。22歳。どちらも共通するのは3度の飯より女体が好きという事実。彼らはこの世から女がいなくなったら迷わず自殺するだろう。
どちらも特に日本の女が好きなので、正義ならぬ性義の活動をしていた。片方がこっそり日本人の女に白い粉を持たせ、それを警官に扮した片方が連行するフリをして食するという具合に。
「って言うか……日本人でも巨乳が食いたいぞ、巨乳が欲しいぞ」
そんな風につぶやく秀樹は、少し離れた場所から双眼鏡でお目当てがいないか探す。彼はこう思っている、アメリカ人の巨乳は下品、美しき日本女子の豊かな乳を甘え求めたいと。
隣のブッシュも、たまには豊かな乳が欲しいよねとつぶやく。彼が真っ先に覚えた日本は「巨乳」と「爆乳」と「乳」の3つ。
早川秀樹。海辺を見渡しながら、しっかり見落とさないように探しながらイラついた声でつぶやく。ロクな女がいねぇなと文句タラタラ。彼はアメリカ人の巨乳はあまり好きではなかった。その理由を彼は、美しさに欠けると述べる。美しさはセックスの思いを高める薬。そんな歌を彼は小さな声で歌いながら探す、理想的な日本の女子がいないかどうか。
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