倒錯の螺旋階段
第5章 5章 嫉妬の貞操帯
ミチコ姐さんの心に 嫉妬心が 火を 点けてしまったのか
私の 性的交渉の相手が 女装の男だったのが 気に喰わないのかしら
そのあと いつになく 激しく 私を 責めたてる
滅多に 私の前では 下着までしか 脱がなかった 姐さんが
その夜は 全裸に なって 私を ソファに 誘った
肉体に緩みはあったけど クラシックバレエを やっていたという
50過ぎた身体なのに 引き締まって 胸は豊かで 上向いて
肌には艶さえあって 綺麗で ほれぼれしてしまう
日焼けした ビキニ水着の跡が 映えてさえいて
姐さんが 座った ソファの 前に 床に膝まづいた 私を
引き寄せ 長い舌を 差し込んで ディープなキスを する
唾液が からんで 潤みきった 音をたてさせながら
指で すでにトロトロとなった 私の膣を 突き 掻き回す
放心して 倒れ掛かる 私を 胸に抱き寄せて
初めて ブラの ホックを 外して 私も全裸にしてくれる
姐さんの 豊かな 乳房と 私の乳房が 重なり合い
潰れて 固くなった 乳首を 感じあう
何度も 喉を鳴らして 舌を絡め 唾液をまみれ 求め合ったあと
私は 身体を 摺り下げながら
姐さんの 乳房から 腹 陰毛 クリまで 舌を 這いまわした
いつになく 姐さんの 身体が 敏感に 反応して
身体を震わし 身体中を 押し付け 重ね合わせる
でも やはり いつものように クールな 攻撃性を 取り戻し
私に クリニングスさせながらも 上体を 起こすと
ディルドーを 掴んで 私に お尻を 向けるように いいつける
私は 床に手を突き 姉さんの 足先の 指を しゅぶりながら
お尻を 突き上げるように 差し出す
姐さんは ディルドーの紐を 腰の周りに装着すると
私の膣に 後ろ側から 突き刺し スパンキングもすると
すっかり 主導権を 握って 一方的に 責めたてる
私は 床に のたうち 転げて 撥ねる
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