すると、そんなイケメン教師を
さらなる羞恥地獄へと突き落とすような
校内アナウンスが流れた。
『三神先生に対する次なる罰として、この後のムカデ競走に参加して頂きます。三神先生、至急生徒達と一緒に入場ゲートにお並びください!』
進行係の女子生徒の声でそう告げられると、
校庭には再び割れんばかりの拍手と歓声が轟いた。
「イェーイ!いいぞ!イケメン教師を晒し者にしろ!」
「三神先生のデカ○ンを誰か扱いてやれ!」
生徒達の心ないヤジが響く中、
真琴は相葉達に腕を引っ張られて
強引に入場ゲートへと連れて行かれ、
そこで生徒達の列に並ばされた。
次の競技種目であるムカデ競争は
高校三年生らが参加する競技で、
五人一組で縦に一列に並んで
全員の両脚をそれぞれ棒で結び、
ムカデのように歩いて速さを競うものであった。
真琴はまったく面識のない三年生の生徒達の中に入り、
競技を紹介するアナウンスが流れると同時に
入場ゲートから生徒達と一緒に
校庭に向かって行進することになった。
「よっ、変態教師、頑張れよ!」
「先生、チ○コがもうビンビンだね!」
「先輩、その変態教師をまたヌイてやってください!」
応援席に座る生徒達は、
生徒達の列の中に一人だけ
素っ裸のイケメン教師が混じって
行進する姿を目撃すると、
大声で罵声を浴びせた。
あぁっ、恥ずかしい・・・。
真琴は両手を大きく振りながら行進していると、
イチモツがそれに合わせて揺れるのが分かり、
恥ずかしくて堪らなかった。
「先生、ちゃんと歩いてください!」
真琴のすぐ後ろを歩く
三年生の男子生徒はそう注意すると、
イケメン教師の引き締まったお尻を
ピシャッと平手打ちした。
「あぁっ」
真琴が痛みに思わず表情を歪めると、
それを見た応援席の生徒達から失笑が漏れ、
真琴をますます惨めな気持ちにさせた。